9月30日に結婚式を挙げました!
また、偶然重なったことではあるのですが、この10月4日で精巣腫瘍の診断を受けてから5年が経過しました。
5年生きるという当時の大目標を達成したことになります。
診断を受け治療をしている当時は結婚や幸せな未来というものは一切考えることができませんでした。自分にはそういう未来は無いんだと完全に諦めていました。
まさかこんな風に話が繋がっていようとは当時は思いもしませんでした。
もっとも今は今で乗り越えていかないといけない大変なことはたくさんありはしますが、それは治療を行っていた当時の命を懸けた大変さとは比べようもありません。
お世話になった方々に見守られながら結婚式を挙げることができ、感慨深いものがあります。
がんを抱えた人にとって、結婚というのは一般の人よりも大きなハードルであることは確かでしょう。
がんのことや不妊のことを相手の親族に伝えるのか、本当に理解してもらえるのかなど様々な問題が立ちはだかります。
私も特に相手の親族に伝えるかどうかは結構悩みましたし不安にも思いましたが、相手の親に初めて会った時にタイミングを見て、思い切ってがんのことも不妊のことも伝えました。
そして結婚式では、主賓や私の家族、プロフィール映像、そして私自身もがんの経験について話しましたので、相手の親族や友達も全員そのことについて知ることになりました笑
そのことで誰かが不安になったり、反対されたりということはありませんでした(私が知らないだけかもしれませんが・・・笑)。
物事を左右するのは今の自分の状況よりも、本当に相手のことを大切にしていこうという真摯な気持ちがあるかどうかじゃないかなと一連のことを通じて感じています。
大切な人を本当に大事にできるか、特別な日だけではなく、これから続く何気ない日々の中で自分の真価が問われ続けますのが、しっかりと気を引き締めて頑張っていきたいと思います。