2016年7月8日診察(7月1日の検査結果)です。

※精巣腫瘍ステージ3c、タイプは成熟奇形腫、後腹膜リンパ節転移あり。高位精巣摘除術、BEP療法2クール、TIP療法4クール(2012年10月〜2013年3月、後腹膜リンパ節郭清術(2013年5月)実施後の経過観察の記録です。

α-フェトプロテイン(AFP)は3で低位安定(診断時は10万を超えていましたがそこから治療を行い寛解を得ました)、γ-GTPも11と低位、HCGーβも0.1以下と正常値。

CT画像も特に問題なく、今回も再発はありませんでした。

テストステロンも測定してもらいましたが7.0とよく出ています。左精巣が頑張ってくれていますね。白血球数値は3300とやや低めと出ていました。

やはり精子を作る能力は回復していないということで、もし将来的に子供がほしいのであれば精巣内精子採取術という、要は健在である左精巣に針を刺して精子を取り出す方法が検討できますということでした。

精巣内精子採取術は英語でTESE(テセ、Testicular Sperm Extraction)というもので、私のように射精ができない男性の精子を採取するために行われる手術です。

手術などで逆行性射精(要は射精で精液が前に出ず、膀胱内へ射精されている状態)となった方が精子を採取するのに有効な手段とされています。

私の場合、前回の精液検査で精子そのものが確認されなかったので、このTESEを行っても精子が採取できる可能性は限りなく低いですが…。

また、現状経過観察のみで落ち着いているので今後の検査を大学病院ではなく、もっと家に近い系列の病院で行ってみてはどうかと提案を受けました。

確かに現状行っているのも造影CTと採血だけなので、問題なく画像と必要な血液データが採れて再発があるか無いかを的確に診断してくれる機関であればどこでも問題無いわけです。

大学病院は基本的にはただでさえ患者が多く、治療や診断を待つ人が優先された方がいいと思いますので現状経過観察だけの私は地元の病院を紹介してもらうようにしようと思います。

次回は11月、暑い夏が来ましたが元気出していきましょう。