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去年の後半よりあまりブログを更新しできていなかったのですがその間に何をしていたかというと、土日を中心にコーチングの勉強をしていました。

コーチングとは私が半年間通った銀座コーチングスクールの定義によると、「パフォーマンス向上のために、対話によって対象者を勇気付け、「気づき」を引き出し「自発的行動」を促すコミュニケーション・スキル」のことです。

具体的には時間を決めて対面、スカイプ、電話などでセッションを行いその中でクライアントが話したい内容を話してもらい、コーチが傾聴、質問しクライアントの目標設定、目標達成、感情や思考の整理を手伝っていきます。

私がコーチングを志したきっかけは、治療を受けている途中にありました。

私は治療をしていくにあたって、自分のとるべき行動について迷うことがありました。

それは私の場合、「セカンドオピニオンを受けに行くべきかどうか」でした。

主治医にそんなこと言っても信頼を失わないだろうか、機嫌を損ねないだろうか、また言うとしてもどうやって切り出せばいいのだろうか。

というのが悩みがありました。自分の頭の中で考えていても、気になるだけど本当に言っても大丈夫だろうか、いややっぱりやめとこうかという考えの堂々巡り。

そんな時、私は幸運にも主治医以外に緩和ケアの方や、リハビリの方がついていてくれて、私の話を聴いてくれる方がいました。彼らは特に患者の感情に対しては何かアドバイスや答えをくれるわけではありませんが、私の今悩んでいることを真剣に聴いてくれました。主治医からは少し離れているけども医療現場で私の治療を共にしてくれている存在で色んなことを相談しやすかったこともあります。

何回も話を聴いてもらっているうちに、「セカンドオピニオンの前にまずファーストオピニオンをもっとしっかり聞かなければ!!」という思いが私の中に出てきました。

話を聴いてもらったことによって私は自分で答えを見つけることができたのです。

そして、私はその後主治医に会った時に(その時は最初の治療方針の説明を受けてから3ヶ月が経過していました)、「最初の説明を受けてから時間が経っているのでもう一度、今の状況や今後の治療方針について説明していただけませんか」と切り出しました。

そしたら主治医もそれを快く引き受けてくれて、後日家族を集めて改めて説明してもらいました。1時間ほどじっくり詳しく話し合うことができました。そこでファーストオピニオンをしっかりと確認した後に、「セカンドオピニオンを受けることを考えているのですがどう思われますか」と尋ねてみました。先生もやはり少し差し込まれた様子でした。

先生からの答えは「大輔さんが受けている治療は標準治療だし、他の病院へ行っても今行っている治療がベストだからきっと同じ答えが返ってくる。セカンドオピニオンを受けに行くメリットはあまりないんじゃないかな。」というものでした。その時私は自分に対して行われている治療が標準治療であることを確認はできていましたし、主治医のアドバイスに完全に従おうと決めていました。そしてその言葉を聞いて私はセカンドオピニオンを受けに行かない決断をしました。

こうして、この話し合いを持ったことをきっかけに私は主治医の事を完全に信頼することができ、お互いの信頼関係も深まっていきました。

これがもしもやもやした気分を抱えたままだったら手術の時も完全に覚悟を決める事が出来なかったかもしれません。この「気づき」と「決断」がなければ私の人生は違ったものになっていたと言っても過言ではありません。

こうした経験から、私は自分の話を聴いてくれて応援してくれる人の重要性を感じていました。

そして社会復帰をするにあたっても同じことを感じました。話を聴いて応援してくれる専門家がいてくれればもっと楽しく、早く社会復帰をできていたのではないかと思うのです。

社会復帰にあたり精神的に行き詰まっているときに、私はあるコーチの方と出会いその方のコーチングを3ヶ月ほど受けました。

すると、どんどんワクワクしたが高まり、自分の将来を開拓していくことがどんどん楽しみになっていきました。会社での仕事もより明確に目標を持って頑張れるようになりましたし、誰かに応援してもらえているという安心安心感からネガティブな感情に支配される時間が減っていったのです。

私もこうした能力を身につけて今後の闘病中の方や社会復帰を志される方のサポート、あるいは病気ではなくても何かを乗り越えたい人や夢を見つけれらずに悩んでいる人の応援をしていきたいと思い、半年弱の講座を受講しました。

8月に認定試験を受ける予定でまだ学習途上ですが!

私の信条は「答えはその人自身が持っている」です。

これから本格的に、プロとしてのサポート活動を展開していけるよう色々と整備していきたいと思います。