報告が遅くなりましたが、12月12日に診察があり、
12月の検査無事でした。

病室に入った瞬間先生も満面の笑み。些細なことですがこうしたリアクションに気を遣ってくれるのもありがたいことですね。

腫瘍マーカーであるアルファフェトプロテイン(AFP)は2と化学療法開始後最低値をキープしCTにも著変なし
というこれ以上ない最高の結果。

これで2013年5月の12時間に及んだリンパ節郭清術後1年7ヶ月無事、化学療法だけで見れば次の3月の検査が無事であればマーカー陰性化後2年1ヶ月無事となります。「2年」という時間はものすごく遠く思えたのですが、ついにその目前まで来ました。油断はせずに健康に気をつけて過ごす部分と頑張る部分のバランスをとっていこうと思います。



そして13日は私が所属している「STAND UP!!」という若年性がん患者団体の総会に出席するため東京まで行ってきました。
若年性がん患者経験者が100人弱集まるということでどんな場になるのかなと思っていましたが、部外者の人が見れば普通の若者の集まりにしか見えなかったように思います。

この団体は「がん患者には夢がある」のスローガンのもと、若年性がん患者の治療成功体験談などを集めた雑誌をボランティアで作って全国のがん診療拠点に送るという素晴らしい活動を行っているのです。高校生の時にがんを経験し医者になった代表の松井氏をはじめ、中心メンバーは20代が多いのにここまでできるとは本当にその行動力がすごい。

私も入院中このフリーペーパーを治療がうまくいくイメージを持つために読みまくったものです。この取り組みにどれほど心が救われたことか。
ようやく企画作成してくれた方々にお礼を言うことができました。私の家族もこの取り組みに本当に感謝しています。

東京遠征2日目の14日は患者サロンの運営などについて指導をいただいたNPO法人患医ねっと(11月から株式会社化)の講座「患者が集い語り合う場の役割って?」に参加してきました。私と同じ病気とその再発を克服されて地域密着型の患者サポート体制の構築のための活動をされている鈴木代表の講座。

他にも同じ志を持って活動されている方の話を多数伺うことができました。うーん、皆さんの行動力がすごい。
私はもっとやらなくてはならいことがありますね。

2日間で100名超との交流だったのであまりお一人お一人とじっくり話す時間が持てずに残念でしたが、これからずっと大切にしていきたい縁が沢山できた時間でした。

地元に帰ってきましたがここで根を張って更に自己基盤を充実させて頑張っていこうと思います。