お店の無いテーラー ヴォーガの加藤です。
本日は少しスーツってなんなんかを、今一度考えるきっかけがありましたのでちょっと綴ろうかと思います。

スーツとはなんですか??と尋ねると殆どの方がさびしいお返事をされる。

作業着みたいなもんです。 仕事着です。 制服です。
どれも正解かもとは思います。

ただ、ちょっぴりこのお返事は僕にとっては寂しいお返事に感じてしまいます。
僕はオーダーのテーラーですから、やはりスーツやシャツ、靴、様々な洋服や小物が当たり前なんですが好きなんですね。だからオーダーで仕上げるテーラーとして日々頑張っております。

だから、お返事によってはちょっぴりさびしく感じるんですよね。

日本においてのスーツってそんなもんですかね??

いえ、そうでは御座いません。
今はトレンドばかりが発信されて、時代と流行りに乗り遅れないスタイルばかり見かけます。

あなたが使う物って
例えば
100円のインクがなくなれば捨ててしまうペン なのか 
インクを補充できてずっと使える格好いい色のペン、又は渋い万年筆
どちらを使用して書類を作りますか??

もしくは 仕事のやり方
思いついた言葉を、そのまま100円ペンで普通に書き書類を作る。
一度鉛筆で下書きして読み返して編集してまとめてから、又万年筆で綺麗に書き書類を作る。

そうなんですよ
それが、あなたです。

100円のペンを使う事はあるでしょうが、やはりカッコいいペンで書きたいですよね??
時間が無いから、さらっと書類は作成された事はあるかも知れませんが、やはり丁寧に下書きをして、見直して、編集して作りたいですよね

それが、こだわりです。
自分は妥協しないスタンスがあるかと言う事です。

あなたはお仕事が好きですか??
もしくは、お仕事好きではないが、一生懸命ですか??

もしイエスなら、こだわりが無いという方はあまりおられないと思います
いざ、こだわりが何か聞かれたら言えないかも知れませんが、仕事のやり方、つくり方を話せば、「~で~だから、僕は~なんですよね」なんて言う事があると思います。

それが自分流のポリシーだったり、こだわりだと思います

洋服も一緒です。
人の目の前に立ってお仕事、商談、接待、お付き合いします。
作業着では無く、おもてなしする洋服それがスーツです。

おもてなしと自分を表す一つの方法、これが洋服でありファッションです。
商談の際にご年輩のお偉いさんにはバカにされないようにとか
一般の方が多い場合は、信用頂けるように、身なりに気を遣うのがおもてなしです。

あなたらしくおもてなしする洋服がオーダースーツには可能です。

だからテーラーの端くれとしては、仕事着ではあるけれど作業着じゃない、制服じゃないと思っています。

オーダーシャツも革靴も、せっかくの貴方らしさを見つけて下さい。

ヴォーガも、そんなあなたをお待ちしております。

ほな(^0^)/