今頃ラスカルですか?
と突っ込みを入れられそうですが。
先日のカフェで
「ラスカルの続きってまだ?」と
コアなファン?の方がいることを知り
これは続きを書かねば!!と
うれしいマスター
ブログを読んでくれてる人がいるんだ~
とやる気満々!(空回りするなよ~)
ということで、
ラスカルでございます。
ラスカル@2013が
我が家の床下をねぐらに選び
日々徘徊して
とんでもないにおいをまき散らしていたことが判明し、
あのケチな家主であるマイケルが
業者を呼び
捕獲➡️床下消毒という算段をしていたところ
どうも捕獲されたラスカルは処分されることが判明したことで
事態は急転するのであります。
私「ラスカルって処分されるの??それはダメだよ~~!!」(日本語)
と騒いでいる私に、
それまで黙っていたマイケルの妻、
エカテリーナが
エ「何言ってるの?当然処分でしょ???」(ロシア語)
とマイケルを叱責!!
こういう時ってね、
言葉はわからずとも、
なんとなく雰囲気で
相手の言ってることってわかるもんですね。
私「日本人はさ、慈悲の心ってものがあるんだよ。無益な殺生はしないって訳して!!」(日本語)
パ「そんな難しいの、俺の英語力では無理だって~~!!」(日本語)
マ「なんかわからないけど、逃がせって言ってるんだよ」(ロシア語)
エ「そんなわけいかないでしょ?さっさと始末しちゃってよ!!!」(ロシア語)
お互い、夫婦間の会話は母国語。
妻は、夫たちの護衛艦かと思いきや
実は妻の方が主力部隊だっていう構図…。
エカテリーナは色白のロシア美人で
身長もすらっとしててマイケルより高く
異国の地で
バリバリやっていけそうな勝気な女。
エ「さっさと駆除しちゃって!
大事な収益物件(ソフィア家が住む借家)を守りなさいよ!」(ロ)
ガンガン飛んでくる、
バルチック艦隊からの砲撃!
わるいけど、
身長や、体重だって、
あなたに全然負けてませんから、私!
(美しさでは完敗だが・・・)
ここは大和魂炸裂で迎え撃つわよ!
ラスカルの命は死守よ!!
しかし、
ここで全面戦争になるのはまずいと思った
ロシア側外相であるマイケルは
交渉のテーブルに着き、
マ「ラスカルを逃がしたら又来てしまうかもしれないから困るんです。だから、処分する方向で行こうと思います」(英語)
と紳士的な対応。
それにこたえる、日本側全権のパパ。
パ「逃がしたら、もう入ってこれないように、通気口を何かで覆えばいいと思います」(英語)
お互いの外相が
平和的に交渉を進めようとしているのに、
外相の後ろから母国語で指示が飛び、
エ「はよヤれ!!」(ロ)
私「絶対殺生はダメ!!!!」(日)
と米国で日本海海戦を彷彿とさせる
バルチックvs三笠の砲撃・・・。
護衛艦からの援護射撃かと思いきや
味方(お互いの夫)への誤爆甚だしく、
外相たちに疲れの色が濃くなってきたころに、
「まあ、捕まえてみてから考えようよ」(英語)と業者さん(アメリカ人)。
もっともだ
ルーズベルトよ、斡旋ありがとう。
ということで、
ラスカルを捕まえてみようと
業者さんが持ってきた檻を
ラスカルが出入りしているであろう通気口に設置して
その日はお開きとなったのでした。
その後、ラスカルはというと・・・。
3か国語で自分の捕獲後の処遇について
人間どもが大声で話していたのを聞いていたのか、
日本海海戦後に
パッタリ姿を見せなくなりました。
だよね~、
ヤる、ヤらないって
大声で話されたらさぁ~。
ラスカルの出入り口は
1か所だと思っていたのは人間だけで、
彼の危機管理能力は想像以上に高く
檻を設置したのとは違う場所に
逃げ道があり、
そこから無事脱出した模様。
その後
ルーズベルトは床下を丁寧に消毒。
ラスカル@2013は
2度と姿を見せることはなく、
我が家の異臭騒ぎ?も
終わりを迎えたのでした。
しかし、マイケルはあきらめきれなかった?のか、
消毒後も檻を通気口に設置し続けるという
謎の行動。
「もういないって~!!」
って思ったけど、
もしかしたら他のアライグマたちへの警鐘となったのかもですね。
そして
この出来事以降
マイケルは家賃の値上げなど
ちょっともめそうな交渉事には
必ずエカテリーナを連れてくるようになり、
こっちとしても
エカテリーナ同伴とわかると
「やる気か?」
みたいな戦闘態勢のスイッチが入るようになりまして、
彼らの家に住んでいた8年間
何度か海戦勃発の危機に直面し、
そのたびに外相たちは被弾しつつも、
平和の道を模索するといった
涙ぐましい努力?を続けた結果、
我が家が日本に帰国となった時、
「君たちに私たちの家を貸してよかったよ!!」
とマイケルに言わせたのでありました。
我々は
事実上の勝利を得たのであります
(賠償金も得ることに成功!)
ということで、
お付き合いいただきました
ラスカルの思い出、
最後は敷金が返ってきたという話でした。
長々と読んでいただき
ありがとうございました~~!!
こんなかわいい顔してて、狂暴です(笑)