ぱんだウインドオーケストラの6月30日公演(めぐろパーシモンホール)に関し、更に綴りましょう。

 

〈中学生との共演〉

目黒区立中学校吹奏楽部員との共演が決まって以降、ぱんだウインドオーケストラの団員は中学校を回って、楽器の吹き方や音楽づくりを丁寧に指導。時間をかけて当日に向けた準備をこなしたのだそうです(上野耕平さんが行った幕間のトークや、公演プログラムに掲載したメッセージによる)。完成させるまでが難しい「僕らのインベンション」は本番間近になっても、ぱんだウインドオーケストラの団員が「うまくいくかなあ」と心配する発言をしていたとのことでした(楽器を始めて日が浅いメンバーの多い中学生にとってみると、「僕らのインベンション」は難易度が高めの音楽だったのでしょうね)。

 

〈上野耕平さんと児玉隼人さんによるトーク〉

演奏会後半の幕開け時に、上野さんと児玉さんによるトークが行われました。「マンハッタン」や「ラプソディ・イン・ブルー」を演奏する際、思わずニヤニヤしながら奏でる箇所もあったのだそうです。

児玉さんは演奏活動を展開する一方で、通っている中学校(現在中学3年生)では吹奏楽部に所属しているといった一面もあり、今回ぱんだウインドオーケストラと共演した中学生は、児玉さんの存在を身近に感じたことでしょう。ただし、児玉さんが今年になってから、学校の吹奏楽部での活動に出たのは1回だけなのだそうです(児玉さんの話による。コンサート、レッスン受講等で忙しいのでしょうね)。よって、パートリーダーは別の部員。児玉さんは学校の吹奏楽部ですと、1stではなく2ndや3rdを吹くことが多いのだとのことです。

上述の目黒区立中学校吹奏楽部員との共演では、児玉さんもぱんだウインドオーケストラや中学生と一緒に加わって、楽器を奏でていました。