全日本吹奏楽コンクールの課題曲公募として知られる朝日作曲賞は、去る12日、今年(第34回)の受賞者が決まったそうです。第34回朝日作曲賞は、杉山義隆さんの「祝い唄と踊り唄による幻想曲」が獲得。ほかに、伊藤士恩さんの「マーチ『メモリーズ・リフレイン』」が入選を飾ったとのことです。

 

「祝い唄と踊り唄による幻想曲」は、祭り好き、踊り好きの吹奏楽団(部)員が喜んで飛びつきそうなタイトルですね。どんな祝い唄や踊り唄がモチーフになっているのでしょうか。

「マーチ『メモリーズ・リフレイン』」も、タイトルが洒落ているというのが私の印象です。作曲者がどんな「メモリーズ・リフレイン」(直訳すると「記憶の繰り返し」となるでしょうね)を伝えたくて、この行進曲を仕上げたのでしょうか。

 

朝日作曲賞の結果を報じる朝日新聞デジタル掲載のニュース記事(6/14アクセス)によると、2025年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲は、杉山さん、伊藤さんの作品に、全日本吹奏楽連盟の委嘱による大島ミチルさん、後藤洋さんの作品を加えた4曲になるのだそうです。