〈3団体の合同バンド〉

おおみや市民吹奏楽団、おおみや市民吹奏楽団HIBIKI、ファミリーウインズ和それぞれの演奏があっただけでなく、3団体の有志が集まった合同バンドによる演奏も行われました。司会者の話によると、練習はたった4回だけだったそうです。いずれの団員も仕事や家庭との両立が必要ですので、普段の空き時間を有効活用して譜読みや練習を進める。集まったときに楽器ごと、またはセクションごとの練習をしたうえで、合奏を行い磨きをかける。こういった工夫をしていたのでしょうね。

 

合同演奏は、ジェイ・ボコックの「友愛のファンファーレと聖歌」(指揮:猪俣康隆先生)、鈴木英史編曲の「ディズニー・プリンセス・メドレー」(指揮:石川未久さん)、酒井格の「たなばた」(指揮:武田晃さん)。このほかにアンコール曲(指揮:秋山紀夫さん)として、ジョン・フィリップ・スーザの行進曲の旋律を織り交ぜた楽曲(曲名は会場ロビーに掲示されなかったため分からず)が奏でられました。

 

「たなばた」は、これからの季節(七夕まであと1か月ほど)にぴったりの楽曲ですので、一致団結して素晴らしい音楽を作り上げようといった、合同バンドメンバーの思いがうかがえる演奏でした。

 

「友愛のファンファーレと聖歌」では、猪俣先生が指導する岩槻高校吹奏楽部が、バンダ(オフステージの別働部隊)として参加。曲の終わり近くに出てくるファンファーレを、ホール2階席から奏でていました。ステージ、バンダの2方向からファンファーレを聴かせるといった演出が効果抜群で、華やかなフィナーレを作り上げていました。