当ブログ5月27日の記事では、ニュー・サウンズ・イン・ブラス(NSB)新作リリースについて綴りました。今回の記事では、筆者が中学校や高校の吹奏楽部に参加していた頃、演奏経験のあるNSBの作品に関して記すことにします。

 

初めて演奏したNSBは、中学校2年生の文化祭で取り上げた「ディズニー・メドレー」(岩井直溥編曲)でした。ミッキー・マウス・マーチ、小さな世界、ハイホー、狼なんかこわくない、いつか王子様が、口笛吹いて働こう、星に願いを、以上7曲がまとめられた作品です。発表の場でメドレー作品に挑んだのもこのときが最初でしたので、曲想の変わり目に注意しながら丁寧に練習したことを覚えています。

 

中学校のときは部の実績が浅く、レベルも決してよいとは言えないレベルだったこともあり、NSBに挑んだのはこの「ディズニー・メドレー」が、筆者の在学中においては唯一の機会でした。進学後に吹奏楽を続けると決めたことにより、高校では更に多くのNSB作品に触れることになります。

 

高校1年で「アフリカン・シンフォニー」、「ウエスト・サイド・ストーリー・メドレー」、「恋のカーニバル」、「コパカバーナ」、「ティコ・ティコ」、「南太平洋メドレー」、「コーラスライン・メドレー」、「ウィ・アー・オール・アローン」。高校2年で「バックドラフト」、「ブラジル」、「テキーラ」、「オーメンズ・オブ・ラヴ」。高校3年のときには「ハリウッド万歳」を、定期演奏会や文化祭のミニコンサートで演奏する機会がありました。

「アフリカン・シンフォニー」は高校で初めて合奏した曲。「南太平洋メドレー」は、太平洋島嶼国からの訪問団が国際交流事業で来校したときの歓迎演奏。「コーラスライン・メドレー」は、学生指揮者が指揮台に立ち、顧問の先生がピアノを弾くといった趣向の演奏。といったように、1曲1曲に様々な思い出が詰まっています。