4日、筆者にとって6年ぶり、東京国際フォーラムで楽しむのは8年ぶりの、ラ・フォル・ジュルネTOKYO(以下LFJ)へ行ってきました。新型コロナウイルス感染症が感染症法上で5類に移行されてから最初のLFJですので、筆者と同じように、LFJは今年が久々の鑑賞だという皆さんも多いことでしょう。

 

筆者は、ホールCでアブデル・ラーマン・エル=バシャさんによるショパンのピアノ曲。ホールAではオーケストラ(東京21世紀管弦楽団)と吹奏楽(シエナ・ウインド・オーケストラ)の演目を楽しみました。

ショパンのピアノ曲は、マズルカとポロネーズが交互に演奏される趣向。東京21世紀管弦楽団(指揮:キンボー・イシイさん)は、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」(ピアノ:ナタナエル・グーアンさん)と、ピアノ協奏曲第3番(ピアノ:マリー=アンジュ・グッチさん)。シエナ・ウインド・オーケストラ(指揮:出口大地さん)は、バーンスタインの「キャンディード」序曲、「ウエスト・サイド・ストーリー」からシンフォニック・ダンス、坂本龍一の「地中海のテーマ」といったプログラムでした。

 

LFJ期間中、ホールAでは大きなスクリーンに、演奏中の指揮者や楽団員の様子が映し出されているのがおなじみの光景です。今年もこの映像投影が行われていました。東京21世紀管弦楽団の回では、カデンツァのところだとピアニストがアップで映し出される。オーケストラの楽器がソロを奏でるところだと、そのソロを担当する楽団員が映し出される。といった具合に、うまいカメラワークだったところが印象的でした。シエナの回だとカメラ担当者が慣れていなかったのでしょうか、ソロパートの団員にうまくスポットが当たっていない場面も見受けられました。

 

ところでLFJの会場では、

 

・開演後に何らかの事情で席を離れ、ロビーに出た後に再入場する場合。

・開演後に到着しホールに入場する場合。

 

は、入口のところで立ち見するといったスタイルがとられていました。当然のことながら、ホールに到着したときに中で演奏中、という場合は、演奏が終わるまではロビーで待つといったやり方です。

急にお手洗いへ行きたくなった。あるいは、子どもがぐずり出した等したときは、荷物を全て持ったうえで、曲が終わったタイミングで外に出る。戻ってきたら係員の指示に従う。といったことを押さえておくと、LFJの会場で落ち着いて過ごせることでしょうね。