第96回選抜高等学校野球大会は、3月31日、阪神甲子園球場で決勝が行われ、全日程を終えました。選手、関係者の皆さんお疲れ様でした。

決勝は、健大高崎(群馬県)が3-2の接戦で報徳学園(兵庫県)を破り、めでたく初優勝を飾りました。「機動破壊」という言葉で知られているとおり機動力に優れた学校が、甲子園の頂点にたどり着いたのには、学校関係者も卒業生も、同校のファンも喜びひとしおのことと思います。

報徳学園は2大会連続春準優勝の成績を収めました。好機にあと1本が出ず優勝にはもう少しでしたが、それでもしっかりとしたチームを作り上げて決勝に勝ち上がり、甲子園を沸かせたのは素晴らしいものですね。

 

今回は、新しい金属バットが導入されたことも影響し、ホームランが3本のみしか出なかったことも印象に残る出来事です。パワーヒッターの一発により試合の流れががらりと変わるということが、これから当面は少なくなることでしょうから、甲子園を目指す学校はいずれの学校も、新バットの特徴もふまえた試合対策を十分に練ってから会場入りすることがマストだと言えますね。