日本フィルハーモニー交響楽団第142回さいたま定期演奏会(角田鋼亮さん指揮)が、16日、大宮ソニックシティにて行われました。バレエ「白鳥の湖」ソニックシティ特別版が披露されるというプログラム。土曜日14:00開演という聴きに行きやすい時間帯だったことや、有名なバレエで音楽も親しみやすい内容であることも影響してか、幅広い年代の聴衆がいつもの回以上に会場へ集っていたようです。

 

ソニックシティは埼玉会館よりも大きいホールで、ステージも広く造られていることから、以前埼玉会館で見たバレエ「くるみ割り人形」のときよりも、舞台をいっぱいに使って踊りが披露されていました。照明も曲やストーリーに合わせ工夫を凝らしたものになっていたところが印象的でした。

 

「くるみ割り人形」(2幕構成)のときは全曲が披露されましたが、「白鳥の湖」は4幕構成で、全曲やると時間がかかります。16日のソニックシティ特別版では、主要曲(例えば、第2幕の「情景」や「小さな4羽の白鳥の踊り」等)をきちんと入れたうえで、バレエのストーリー的に重要と考えられる曲目を濃縮し聴かせるといった内容でした。披露されたのは第1幕から4曲、第2幕から5曲、第3幕から7曲、第4幕から5曲、合計21曲。休憩は第2幕と第3幕の間でした。