18日、神戸市の六甲アイランドで行われた第107回日本陸上競技選手権大会・20km競歩で、男子は池田向希選手(東京オリンピック銀メダル、オレゴン世界陸上銀メダル)が1:16:51の大会新記録で優勝。女子は藤井菜々子選手が1:27:59の、こちらも大会新記録で頂点に立ち、両選手はパリオリンピックの日本代表に内定しました。

ドーハとオレゴンで世界陸上を連覇し、東京オリンピックでは銅メダルを獲得している山西利和選手は、ロスオブコンタクトの反則により警告4枚を受け、残念ながら失格となってしまったそうです。

 

日本選手が国際大会で毎回のように好成績を収めている競歩は、パリオリンピックから35kmがなくなり、個人の種目は男女とも20kmだけとなりました。そのため、35kmを主戦場としていたオレゴン世界陸上銀メダル・ブダペスト世界陸上銅メダルの川野将虎選手が、20kmにエントリーしてくる等、代表を巡る争いはますます激しくなっているようです(ちなみに川野選手の日本選手権20km競歩結果は、1:17:59で4位)。

 

パリオリンピックからは「マラソン競歩混合リレー」と称される新種目が始まるとのこと。この種目は、マラソンの距離42.195kmを4区間に分け、男子→女子→男子→女子の順にリレーする男女混合レースだそうです。