28日に行われた第43回大阪国際女子マラソンで、前田穂南選手(東京オリンピックマラソン日本代表、2019年MGC優勝)が2:18:59の日本新記録をマーク。2位(日本人トップ)に食い込み、パリオリンピック出場権獲得に向け前進しました。日本の女子マラソンランナーで2時間20分を切っているのは、野口みずきさん(2:19:12)、新谷仁美選手(2:19:24)、渋井陽子さん(2:19:41)、高橋尚子さん(2:19:46)の4名(World Athletics公式サイト内"All time Top lists"で1/28検索)。日本選手が国内の女子マラソンレースでマークした最も速いタイムは、一山麻緒選手の2:20:29(2020年3月8日、名古屋ウィメンズマラソン)。よって、前田選手は日本の女子マラソンランナーとして初めて2時間19分を切っただけでなく、女子マラソン日本国内のレースで初の2時間20分切りという快走を見せたことになります。

なお、第43回大阪国際女子マラソンを制したのは、エチオピアのウォルケネシュ・エデサ選手。タイムは2:18:51の大会新記録でした。

 

パリオリンピック女子マラソンの日本代表を決めるMGCファイナルチャレンジは、残り1レース。来る3月10日(日)9:10に号砲される名古屋ウィメンズマラソン2024です。前田選手が大阪で設定記録をクリアしたため、名古屋に出るランナーが五輪出場権を得るには、日本新記録が必要です。ファイナルチャレンジのハードルが更に上がりましたが、大阪で前田選手がマークしたタイムを名古屋で上回ってくるランナーは現れるでしょうか?