12日、NHK交響楽団2024-25シーズン定期公演のプログラムが発表されました。早速N響公式サイトで詳細を確認しました(1/12アクセス)。

 

〈シーズンの開幕はブルックナーで〉

2024年は、ブルックナーの生誕200年にあたる年です。節目の年に交響曲をじっくり楽しみたいというファンも多いことでしょう。

N響2024-25シーズン開幕となる今年9月14日と15日の定期公演(Aプログラム/ファビオ・ルイージ指揮)では、ブルックナーの交響曲第8番が、1887年の第1稿で披露されるのだそうです。校訂版ではなく、ブルックナーが一番最初に完成させた稿にして、オリジナルをできる限りそのまま聴かせたいといった、オーケストラや指揮者の願望がうかがえます。

ブルックナー作品は、今年9月の公演以外ですと、来年6月12日と13日の定期公演(Bプログラム/フアンホ・メナ指揮)で交響曲第6番が予定されているとのことです。

 

〈マーラーの交響曲も3曲披露〉

N響は、2025年5月にオランダ・アムステルダムで開催のマーラー・フェスティバル2025年に参加するのだそうです(ルイージ指揮)。現地で披露される交響曲第3番と第4番は、定期公演の演目でも取り上げられます。5月定期Aプログラム(来年4月26日、27日)で第3番、Bプログラム(来年5月1日、2日)で第4番が奏でられるとのことです。

6月定期Cプログラム(タルモ・ペルトコスキ指揮)では、交響曲第1番「巨人」が予定されています。ペルトコスキは2000年生まれだとのこと。若さあふれる「巨人」が楽しめそうですね。

 

〈藤田真央さんがN響定期初登場〉

人気が高く、チケットを入手しにくいピアニストと言ってよいでしょう、藤田真央さんが来年5月のCプログラム(5月30日、31日。ギエドレ・シュレキーテ指揮)でN響定期初登場を飾るのだそうです。曲はドホナーニの童謡(きらきら星)の主題による変奏曲。藤田さんがNHKホールでどんな音楽を聴かせてくれるでしょうか。