きのう(6日)、東京・池袋の東京芸術劇場にて、「ジョン・ウィリアムズ」ウインド・オーケストラコンサート2024が行われました。この公演が筆者にとって2024年の「聴き始め」にあたります。また、筆者の都県境を跨いでのコンサート鑑賞が4年ぶりに実現ということもあり、体調を整えつつ楽しみに待っていました。

 

「ジョン・ウィリアムズ」ウインド・オーケストラコンサートは、作曲家ジョン・ウィリアムズの名曲にスポットを当て、吹奏楽のサウンドで楽しむといった内容のコンサートです。今回は、大井剛史さん指揮、東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の演奏により行われました。金管楽器に負担のかかる音楽が多いこともあり、合間に大井さんによる曲紹介・エピソード紹介のトークを織り交ぜながらの進行。大井さんがスコア(総譜)の読み込みだけでなく、映画を見て「この音楽はこのシーンに使われている」等、細かくメモを取ることも行って、雰囲気がホールいっぱいに響くよう工夫したといったエピソードが印象的でした。なお、曲に合わせた映像による演出はありませんでした。

 

日本を代表する吹奏楽団・TKWOにより演奏が行われたこともあり、吹奏楽ファン、映画ファンが集いやすい環境だったようですね。チケットは前売りで完売し、大入り満員だったとのことです。演奏された曲目は、

 

・オリンピック・ファンファーレとテーマ

・映画「インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》」より レイダース・マーチ

・映画「ジュラシック・パーク」より サウンドトラック・ハイライト

・映画「E.T.」より 地上の冒険

・映画「ハリー・ポッターと賢者の石」より ハリーの不思議な世界

・映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」より レイのテーマ、レジスタンスのマーチ、X-ウィングのためのスケルツォ

・20世紀FOXファンファーレ(作曲:アルフレッド・ニューマン)

・スター・ウォーズ コンサートセレクション

 

「オリンピック・ファンファーレとテーマ」、「20世紀FOXファンファーレ」を除き、全て映画音楽。「スター・ウォーズ」の曲が多く取り上げられていたので、「スター・ウォーズ」好きの皆さんは、かなりの満足感を得たことでしょうね。なお、「スター・ウォーズ コンサートセレクション」は、スター・ウォーズのメイン・タイトル、帝国のマーチ(ダース・ベイダーのテーマ)、レイア姫のテーマ、ヨーダのテーマ、王座の間、スター・ウォーズのエンド・タイトルをつないだ内容の楽曲です。