授業概要、進め方、予習・復習をどこまでやってくる必要があるか、成績評価は、等がまとめられたシラバスの発行は、筆者の学生時代ですと大学に限定されていました。高校まではシラバスが出されておらず、授業に出てみないと先生の方針を知り得ないといった状況でした。そのため、どこまで予習・復習をすればよいか予測がつかず、困ったこともありました。

 

最近では大学だけでなく、高校や中学校でもシラバスが発行されているようです。筆者が卒業した中学校の公式サイトには、「令和5年度シラバス」が公開されていて(5/18アクセス)、いずれの教科も入学から卒業までの3年間が見通せる内容。しかも、中学生が一読しただけで理解できる言葉遣いで、「3年間でこのようなことを身につけてほしい」といった、先生の思いが綴られています。英語は市教委の方針で「G・S」(グローバル・スタディ)といった名称の科目になっているのが面白いものです。技術・家庭科は技術分野、家庭分野それぞれのシラバスが用意されています。

 

シラバスをフル活用し、学業に対して主体的に取り組む生徒がひとりでも多くなると、喜ばしいものですね。