6月8日の記事の続きです。

日本音楽コンクールと東京音楽コンクールは、ともに中止や延期はなされず、予定通り開催の運びとなっているようです。「今年挑戦できるのだろうか」と気をもんでいた新進音楽家もいることでしょうから、ほっと一安心ですね。

 

両音楽コンクールの状況を公式サイトで確認しました(7/7アクセス)。

 

〈東京音楽コンクール〉

今年は、ピアノ、弦楽、金管の3部門で開催。弦楽部門はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス。金管部門はホルン、トランペット、トロンボーン、チューバが審査対象だとのことです。

3部門とも非公開開催の第1次予選を終え、ピアノ部門12名、弦楽部門10名、金管部門16名が第2次予選へ進んでいます。

審査は第2次予選以降公開での実施。入場券は当初自由席だったのですが、新型コロナウイルスの影響で座席の間隔を確保する必要性から、指定席に変更されることになったそうです。また、来場が難しくなった面々に対しては、払い戻しが実施されるとのことです(通常、チケットは一度買うと、公演中止にならない限り払い戻しなしです。しかし、今年は非常事態なので、臨機応変に対応したのでしょうね)。

 

〈日本音楽コンクール〉

新進音楽家の登竜門として長い歴史を持つ日本音楽コンクールは、きのう7日から応募受付が始まったそうです。当初予定されていたとおりの日程で受付をスタートできたことは、関係者にとって嬉しいことでしょうね。

新型コロナウイルスの感染拡大状況によっては、映像審査に切り替えたり、本選をオーケストラ共演ではなくピアノ伴奏に変更したりといったことも起こりうるそうです。