日本フィルハーモニー交響楽団のさいたま定期演奏会2019-20シーズンは、10日の第117回がシーズンの締めくくりとなる演奏会です。メインにシベリウスの交響曲第2番が用意されているところに興味をそそられます。シベリウスは日本フィルの創立指揮者・渡邉曉雄さん(1919-1990)がライフワークとしている作曲家(日本フィルと録音したシベリウスの交響曲全集を残している)なのだそうです。

筆者は交響詩「フィンランディア」や「悲しきワルツ」、ヴァイオリン協奏曲を生演奏で鑑賞したことがありますが、シベリウスの交響曲をじっくりと生演奏で聴くのは今回が初めてです。どんな演奏を聴かせてくれるでしょうか。

 

第117回さいたま定期の指揮台には佐渡裕さんが立つことになっています。1/7時点でチケットは「残席わずか」(大宮ソニックシティ公式サイト)だそうで、佐渡さんが「客を呼べる指揮者」として知名度が高い様子がうかがえます。

 

2010年に中学校3年生、15歳の若さで日本音楽コンクールを制した(ちなみに筆者はこのときの演奏を東京オペラシティで聴いています)ヴァイオリニストの山根一仁さんが、ソニックシティに初お目見えする点にも注目したいものです。今回はブラームスのヴァイオリン協奏曲が披露されるとのことです。