東京オリンピックのマラソン日本代表残り枠(男女各1)をかけて行われるMGCファイナルチャレンジは、女子第1戦のさいたま国際マラソンが、きょう8日、号砲されます。

 

女子マラソンの東京オリンピック代表選考は、MGCの結果、1位の前田穂南選手と2位の鈴木亜由子選手が出場権を得ています。残る1枠をMGCファイナルチャレンジで射止めたければ、2:22:22を上回ることが条件。複数名が突破した場合は、突破選手の中で最速のタイムだった選手が、晴れてオリンピックのマラソン代表を射止めることになります。誰も設定記録をクリアしなかった場合の五輪切符は、MGC3位の小原怜選手へ渡ります。

女子の設定記録2:22:22は、クリアしようと思えばクリアできる値(☆)だと言えますので、もしかしたら複数名がMGCファイナルチャレンジで突破してくるかもしれません。誰がクリアしてくるか、楽しみにしたいものです。

 

☆さいたま国際マラソンは、コース上に細かいアップダウンがあるうえ、折り返し地点も3か所設けられていることから、設定記録のクリアは難しいかもしれません。ちなみに同マラソンにおける過去の優勝者で最も速いタイムは、2016年にチェイエチ・ダニエル選手(ケニア)が出した2:23:18だとのことです(大会公式サイトで12/6確認)。