小学校、中学校、高校の修学旅行は、学生時代を彩る貴重な思い出となるものです。しかしながら、何らかの事情があって参加しなかった(できなかった)という皆さんも当然います。修学旅行の話題に触れる場合は「相手が修学旅行に対しよい思い出がないこともありうるので、話したくないような素振りを見せてきたらそれ以上話さない」ことが大切です。

 

参加しなかった(できなかった)事情としては、以下のようなことが考えられます。

 

・出発直前の急な病気。

・出発直前に身内で不幸があり、葬儀に参列するため。

・親御さんの転勤等で、修学旅行直前に転校を余儀なくされた。転校後の学校では、既に修学旅行が終わっていた(☆1)。

・家庭の経済的事情により、旅行費用を負担できない。

・本人がいじめを受けていたり、不登校だったりで、修学旅行に行くことで事態がひどくなることを避けるため(☆2)。

・海外への修学旅行だったが、学校側もしくは旅行代理店がパスポートを紛失してしまったことで、自分だけ参加できなくなった(☆3)。

・部活動強豪校でレギュラーを務めており、試合・大会等を優先するため(☆4)。

 

☆1 転校前の学校で修学旅行に行った後、学期の終わりになって転校決定となった場合、転校後の学校がまだ修学旅行前だと、結果として1年に2回修学旅行へという、願ってもない幸運に恵まれるケースも起こりうる。ちなみに私の小学校6年のときは、2学期から転入してきたクラスメートが1年に2回修学旅行へ行っている。

 

☆2 私が高校生の頃、この理由で修学旅行に参加しなかった同級生がいた。

 

☆3 パスポート紛失で修学旅行に参加できなくなったというケースは、私の地元でも過去に起こったことがある。

 

☆4 将来プロ野球選手やプロサッカー選手を目指す人々は、「修学旅行に行くよりは部活動を思い切りやりたい」と考えていることが多いと言えるだろう。