久しぶりに本を読んだ。

何年か前までは、むさぼるように本を読んでいたが、ある時から、

 

インプットはもういいや、これからはそのインプットした知識を踏まえ、

アウトプットする方が大事

 

と思い、インプット=本を読むことを止めた。

 

 

最近は、直感的に読みたいと思ったものだけ読むというようにしている。

そんな中、たまたま、何かで彼がこの本を書いているのを知って読んでみた。

 

乗るのが怖い 私のパニック障害克服法 (幻冬舎新書)

長嶋 一茂 幻冬舎
乗るのが怖い 私のパニック障害克服法 (幻冬舎新書)
 
 
 
 
 

 

長島一茂氏は、ずいぶん前からの知り合い。

最近は全く会ってないし、深い付き合いではないこともあってか、

彼がパニック障害だった時があったのは、正直知らなかった。

 


 

なお、私自身は、パニック障害を始め精神的な疾患にはなったことはない。

でも周りにそういう障害を抱えてしまった人が結構いて、昔から

その原因や克服法には興味を持っていた。

 

 

ただ今回、この本を読んでみて、この本が伝えたかったこと、すなわち

パニック障害の克服法という観点ではなく、

別の観点で大きな気づきをもらえた。

 

この本は、表面的にはタイトル通り、パニック障害克服法であるが、見方を変えると

長島一茂氏の人生哲学という側面がある。

 

つまり、一茂氏の「生き方」を語った本だと思う。

 

その彼の「生き方」、共感できることもあるし、そうでないところもある。

私の人生と彼の人生は全く異なるものであるから当たり前だけど、

彼は彼で、人生における苦労を踏まえて学んだ、自分なりの「生き方」を持っているし、

私は私で、これまでの知識と経験を踏まえた私なりの「生き方」を持っている。

 

年齢を重ねると、みな何かしら乗り越えてきたことがあって、それぞれの「生き方」

を持つようになるのだと気づかされた。

 

 

で・・・・・

 

 

そんな気づきもあったけど、実はこの本から影響を受けたのが、

 

 

「飢えを味方にする」

 

 

という考え方。

 

 

断食などもしたそうだが、空腹感などがパニック障害の克服に役立ったらしい。

 

 

 

そんな話しを読んで、

 

健康体であっても、空腹感が大事だ!!

 

 

って気づいた。

 

いや、

 

健康を維持するためには、空腹感が大事

 

 

という解釈かもしれない。

 

 

 

ここ数年、自称健康オタクであり、花粉症の治療もあって、定期的に

鍼治療を受けていて、自分の身体を通じて、人間の身体について

いろいろと理解を深めてるんだけど、その鍼の先生から以前言われたのが、

 

 

アレルギーには、満腹感は良くない。

空腹感があった方が発症しにくい。

 

 

ということ。

 

 

すっかり忘れてたけど、この本を読んで思い出した。

 

 

何度目かのダイエットを始めつつあったタイミングでもあり、

この空腹感、飢餓感という「飢え」を味方にして、新たな形で

人体実験してみたいと思った。

(片岡鶴太郎さんのような姿は、マネするつもりはないけど少しあこがれてる)

 

 

そう思ってから数日、毎度の食事前、できる限り空腹になるよう

意識し調整している。

 

元来甘いもの好きで、自分にも甘いので、ほぼ毎日コンビニスイーツなどの

間食をしてたが、ぴたっと止めた。

毎回の食事の量も、少しずつだけど減らすことをこころがけてる。

 

 

それだけでも、空腹感を味わいながら食事をした時に、その食事の味を

敏感に感じ取れることに気づき、楽しみを見出している。

 

 

どこまで行けるか、楽しみです。