試合開始で守備につくとき、ベンチから出て必ず19歩から20歩目にファールラインを超える。
40歩目で走りを緩め、15歩くらいで歩いて定位置につく。
バッターボックスに入って構えるまでの動作も毎回まったく同じ。
これはイチローさんの現役時代のルーティンです。
それ以外にも、たくさんのルーティンが彼にはありました。
なぜ、彼はそこまでルーティンを大切にしていたのでしょう?
「普段の自分でいることが僕の支え」
これはイチローさんの現役時代の言葉です。
ヒットが出る、出ないは彼にとってはあまり気にしていなかったそうです。
それよりも自分の感覚さえ残っていれば、何も問題ない。
良くないのは、何打席もヒットが出ないことを次の打席に持ち込むこと。
そうならないためには、いつも平静、冷静でいられる「普段の自分」を保っておく必要があったそうです。
彼にとっては、ルーティンは普段の自分を保つためのもの。
そのためにルーティンをとても大切にしていたのです。
イチローさんだけでなく、多くのスポーツ選手がルーティンを大切にしていますね。
最高の力を発揮するには、「普段の自分」でいることが必要。
これは、スポーツ選手に限った話ではありません。
僕たちも最高の力を発揮するために「普段の自分」でいるための努力が必要ですね。
ちなみに、イチローさんは本拠地で試合があるときの朝食は、必ず奥様が作った「カレーライス」。
他の球場のときは必ず「チーズピザ」。
これは好きだからだけでなく、「試合中に何か異変を感じたとき、食事を言い訳にしたくないから」だそうです。
そこまで自己管理を徹底するなんて、さすが超一流のプロですね。
そういうプロ意識を自分も少しは見習いたいものです。
今日も最幸の一日をお過ごしください!
