松下幸之助さんがPHP研究所を立ち上げた時、こんなことがあったそうです。
月刊PHPの宣伝で社員の一人がある地域を回りました。
ところが、思うように成果が上がりません。
会社に帰ってきて、その社員は松下さんに申し訳なさそうに報告をしました。
「今日はこの地域を10件回ったのですが、1件し
か良い返事がもらえませんでした…」
これに対して松下さんはこう言いました。
「きみ、立派だ。よくやった!
10件回って1件ってことは、100件回ったら10件取引をしてくれる。
1000件回ったら、100件扱ってくれるな!
ようやった、ようやった」
と褒めました。
これを聞いたその社員の表情がとても明るくなったそうです。
引用:「きっと芽が出る人」の法則 江口 克彦さん著
さすが松下さんですね!
できなかった部分を見るのではなく、できるところを見る。
言われた社員は嬉しかったでしょうね。
まさしく社員のやる気を引き出すものの見方です。
会社の社員だけでなく、お子さんのやる気を引き出す方法としても参考になります。
僕らはとかく減点法で人を評価してしまいがちですが、松下さんのように加点法で見るようにしたいですね。
今日も最幸の一日をお過ごしください!