おはようございます!
『柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺』~正岡子規~
こういう俳句の世界は、僕にとってはかなりかけ離れた世界です。
先日、夏井いつきさんという俳人の方の記事を読みました。
俳句の世界には「生憎」という言葉はないそうです。
例えば、桜を見に行く時に雨が降っている…
こんな時、普通なら「生憎の雨で…」ということになります。
でも、俳句の世界では、
「これで雨の桜の句を詠める」
と考えるそうです。
中秋の名月を見る時も、月が雲に隠れていたり、雨が降ったりしていたら、普通なら「生憎の天気で…」となります。
でも、俳句の世界では
「無月を楽しむ」
あるいは
「雨月を楽しむ」
と考えるそうです。
このように、一見するとマイナスの出来事も、それはすべて俳句を詠むための材料となるのです。
つまり、良い側面を見る思考が身につくのです。
実際に俳句をはじめて、
引きこもり気味の人が外に出歩けるようになった。
落ち込んでいる人が元気になった。
そんな例がたくさんあるそうです。
俳句って良い側面を見るトレーニングにもなるのですね。
マイナス思考から抜け出せない…
そんな時は俳句の世界に飛び込んでみるのもいいかもしれませんね。
今日も最幸の一日をお過ごしください!
