おはようございます!
江戸時代中期、隅田川が氾濫したことがあったそうです。
当時の将軍である徳川吉宗は、修復する方法を考えました。
でも、氾濫した土手を修復するのは大変な作業です。
考え抜いたあげく、吉宗が一つのアイデアを思いつきました。
水浸しになった土を固める作業に手間がかかるのですが、彼はそこに桜を植えることにしました。
100本の桜を上野から浅草隅田川沿いに移したのです。
すると、眺めがとてもよくなって人が多く集まるようになりました。
そして、柔らかかった土は多くの人の足によって踏まれて自然に硬くなっていったのです。
氾濫した川の修復を、みんなの喜びを生み出しながら成し遂げた…
それが浅草の隅田公園です。
それまではお花見は身分の高い人にしかできなかったそうですが、これをきっかけに庶民でも気楽にお花見ができるようになったそうです。
まさにピンチをチャンスに変えた。
それもまわりの喜びを生みだしながら解決していったのです。
今年は残念ながら、ゆっくりお花見もできませんでした。
まさに全世界が大変な状態ですが、「大変」なことは「大きく変わるチャンス」でもあります。
このピンチを喜びに変える方法があるといいですね。
今日も最幸の一日をお過ごしください!
