おはようございます!
2006年5月。
当時、ニューヨーク・ヤンキースに所属していた松井秀喜選手は、選手生命に関わる大怪我をしました。
いつも前向きな彼でも、さすがにこの時は弱気になったそうです。
そんな彼に、1本の電話がかかってきました。
電話の相手は長嶋茂雄。
ジャイアンツ時代は、長嶋さんの自宅でよく素振りをしていた松井選手。
自宅だけでなく、電話越しでも素振りをしていたそうです。
長嶋さんは、素振りの音を聞くだけで、松井の調子がわかったというから、すごいですね!
大怪我をして弱気になってる松井選手に対して、長嶋さんはこう言いました。
「松井、これから大変だけどな。リハビリは嘘をつかないぞ。頑張るんだぞ。いいな、松井」。
そんな長嶋さんも、その2年前に脳梗塞で倒れ、懸命なリハビリの真っ最中だったのです。
しゃべることもままならない長嶋さんが、はっきりとした声で励ましてくれる…
松井選手は後にこう語っています。
「長嶋さんは過去を振り返るような言葉を一切口にしませんでした。常に先のことを話します。あの明るい声に何度励まされ、勇気をもらったことか」
その後、松井選手は弱気になっていた自分を反省し、
どうやってリハビリするか?
今の自分にできることは何か?
過去を振り返るのをやめ、先のことしか考えなかったそうです。
その後の復活はご存知のとおり。
過去にとらわれても仕方ありません。
長嶋さんのように、常に先のことを見る。
そして、松井さんのように今できることに集中して努力する。
自分を成長させたいのなら、そうするしかありません。
見習いたいものですね。
松井…ジャイアンツに戻ってきてくれ…。
今日も最幸の一日をお過ごしください!
