おかあさん | 笑顔を引き出す心のスイッチ

笑顔を引き出す心のスイッチ

このブログを読んでくれたかたが、
ちょっとだけやる気が出た!
ちょっとだけ心が軽くなった!
ちょっとだけ笑えた!
と思ってもらえるようなブログになれば、と思っています。

おはようございます!


向野幾世さんという方が紹介されていた詩です。


作者は15歳の重度脳性マヒの少年やっちゃん。


生まれたときから全身不自由で、口も聞けません。


やっちゃんの養護学校の先生である向野さんが彼を抱きしめ彼の言葉を全身で聞く。


やっちゃんの言いたい言葉だったら、やっちゃんがウインクでイエスのサイン。


ノーだったら舌を出す。


そんな作業を経て、出来上がった詩が下記の詩です。




ごめんなさいね おかあさん

ごめんなさいね おかあさん

ぼくが生まれて ごめんなさい

ぼくを背負う かあさんの 細いうなじに ぼくはいう

ぼくさえ 生まれなかったら かあさんの しらがもなかったろうね

大きくなった このぼくを 背負って歩く 悲しさも

かたわな子だねとふりかえる 冷たい視線に 泣くことも

ぼくさえ 生まれなかったら

ありがとう おかあさん

ありがとう おかあさん

おかあさんが いるかぎり

ぼくは生きていくのです

やさしさこそが 大切で 悲しさこそが 美しい

そんな人の生き方を 教えてくれた おかあさん

あなたがそこに いるかぎり



彼は、この詩を書いた2ヵ月後に天国へ旅立ったそうですが、言葉は話せなくてもなんとかお母さんに感謝の気持ちを伝えたかったのでしょう。




今日は母の日。


お母さんは、子どもがいつくになっても気になるものみたいです。


そんなお母さんに感謝の気持ちを伝えたいですね。


この世にお母さんがいなくても「ありがとう」の言葉は天国にもきっと届くのです。


今日も最幸の一日をお過ごしください!