おはようございます!
何度か紹介させてもらっていますが、今日は僕が大好きな
『神様が書いた4つの詩』
という本から、抜粋させてもらいます。
『手紙~愛する子どもたちへ~』
あなたに、お願いがあります。
年老いた私が、ある日昨日までの私と違っていたとしても、驚かないで、そのままの私を受け入れてほしいのです。
私が食事をしているとき、服や床に食べ物をこぼしても、
出かけるときに、左右バラバラの靴を履いても、
あなたが歩けるようになったころ、私が色々なことを教え、いつも見守っていたことを思い出してほしいのです。
あなたと話すとき、同じ話を何度も何度も繰り返しても、どうかうんざりせずに、うなずいてほしいのです。
幼いあなたを寝かせるために、その小さな瞳が閉じるまで、私が同じ絵本を何度も、何度も繰り返し読んであげたように。
物語の結末は、いつもいつも同じでしたが、あなたの笑顔を見るたびに、私の心はいつもいつも幸せで満たされました。
たった今話したことを忘れてしまっても、辛抱強く、思い出すのを見守ってほしいのです。
たぶん、そのとき私にいちばん大切なことは、話の内容ではなく、ただあなたがそばにいてくれることかもしれません。
楽しいひとときに、私がうっかり下着を漏らしてしまっても、
お風呂に入るのを嫌がっても、
そんなときには、どうか思い出してください。
幼稚園に入ったころ、嫌がるあなたを追い回し、何度も着替えさせたことを。
なだめすかして、お風呂に入れた、あの懐かしい日々のことを。
やがて、旅立ちの日を迎える私のために、どうか祈ってください。
ずいぶん歯も弱ってきました。
いずれ、食事を飲み込むことさえ、できなくなるかもしれません。
足も衰えてきました。
やがて立ち上がることすら、できなくなるかもしれません。
そんなときには、かよわい足でよちよち歩き始めたあなたに私がしたように、やさしく手を伸ばして私を支えてほしいのです。
よろめく私に、あなたの手を握らせてください。
あなたを抱きしめる力がないのを知ることは、とても辛いことです。
でも、そんな私を受け入れ、支えてくれる心を、どうか持ってほしいのです。
きっとそれだけで、たったそれだけで、私には勇気があふれてくるのです。
あなたの人生の始まりに私が付き添ったように、私の人生の終わりに、少しだけ付き合ってほしいのです。
あなたが生まれてくれたことで、私が知った多くの喜びと、あなたへの変わらぬ愛を持って、笑顔で答えたいのです。
私の愛する子どもたちへ
親というのは、年老いてくると、みんなこういう気持ちになるのでしょう。
僕の両親は高齢ですが、おかげさまで元気でいてくれてます。
でも、やがて身体が思うように動かなくなる時がやってくるでしょう。
そのときはこの詩を思い出して、できるかぎりのことをしたいと思います。
もちろん、元気でいてくれる今もね。
今日も最幸の一日をお過ごしください!

