おはようございます!
脳性マヒの障害を持って生まれ、15歳で亡くなった男の子やっちゃん。
その子が亡くなる2ヶ月前に書いた詩です。
ごめんなさいね おかあさん
ごめんなさいね おかあさん
ぼくが生まれて ごめんなさい
ぼくを背負う かあさんの
細いうなじに ぼくはいう
ぼくさえ 生まれなかったら
かあさんの しらがもなかったろうね
大きくなった このぼくを
背負って歩く 悲しさも
「かたわな子だね」とふりかえる
つめたい視線に 泣くことも
ぼくさえ 生まれなかったら
ありがとう おかあさん
ありがとう おかあさん
おかあさんが いるかぎり
ぼくは生きていくのです
脳性マヒを 生きていく
やさしさこそが 大切で
悲しさこそが 美しい
そんな 人の生き方を
教えてくれた おかあさん
おかあさん
あなたがそこに いるかぎり
『お母さん、ぼくが生まれてごめんなさい』
向野幾代さん著より引用させてもらいました。
この男の子のお母さんは、この詩を読んで
「やっちゃんが生まれて来てくれて良かった。ありがとう」
と言ったそうです。
親子の愛は宝物以上。
そんなことを感じさせてくれる詩です。
そして、元気でいられることが、どれほど有り難いことか…
今日も最幸の一日をお過ごしください!
