おはようございます!
発明王のトーマス・エジソンが小学校を退学させられたことは有名なお話です。
常に「なぜ?」を連発するので、授業の妨げになり、先生もうんざりしていました。
ある日、「1+1=2」を教師が粘土を例にとって教えているとき、エジソンは先生に向かってこう言いました。
「1個の粘土と1個の粘土を合わせても1個の粘土になるだけなのになぜ2個になるの?」
これを聞いた教師はブチ切れ!
エジソンのことを「腐れ脳ミソ」と罵倒したのです。
そして、エジソンに手を焼いた学校側が、エジソンの母親にこんな内容の手紙を渡して退学を通告します。
「理解力の乏しい、あなたの息子さんには学校側としても手に負えません。彼に対応できる教師もおりません。残念ですが、これ以上彼を預かることができません。ここに退学を通告します」
これを見たエジソンの母親ナンシーは、このことをどのように息子に説明しようかと考えます。
そして、エジソンに対して、次のように話しました。
「今日学校から手紙をもらったのよ。その手紙にはこう書いてあったの。
あなたの息子さんはとても教育のレベルが高く、当校ではとても対応できません。彼のように優れた生徒に対応できる教師もおりません。よって、ご自宅で学習することをおすすめします」
手紙の内容の真逆のことをエジソンに伝えたのです。
そして、自ら教育をしていくのです。
その後のエジソンの活躍はみなさんご存知の通りです。
ナンシーがエジソンに対して、もらった手紙の通りに彼に伝えていたら、もしかしたら発明王エジソンの名前はこの世に残らなかったかもしれません。
ナンシーの死後、有名になったエジソンは、部屋の整理をしているときに、母親が学校からもらった例の手紙を見つけます。
この手紙を読んだとき、改めて母親の優しさを感じたエジソンは、手紙を前に号泣したそうです。
もしかしたら、本当の教育とは、エジソンの母ナンシーがとった、このようなことを言うのかもしれませんね。
子どもを信じ、良いところを伸ばす。
子育てに限らず、部下や後輩への教育も同じですね。
今日も最幸の一日をお過ごしください!

