おはようございます!
奈良吉野の金峯山寺に伝わる「大峯千日回峰行」
この荒行は、頂上にある本堂までの往復48キロ、標高差1,300メートルの険しい山道を、1日も休まずに1,000日間歩き続けるという行です。
ただ、1,000日連続というわけではなく、5月3日から9月22日までの開山期間の3ヶ月半なので、1,000日になるためには9年かかるそうです。
毎年3ヶ月半もの間、1日も休まず往復48キロ…しかも山道…
場所によっては半歩先が断崖絶壁、登山家も通らぬ獣道。
1日にかかる時間は16時間。
この荒行に挑む人には、短刀と紐を持たされるそうです。
なぜかというと、一度行に入ったら途中でやめてはいけないという掟があり、もし途中でやめる場合は、その短刀で腹を掻き切るか、紐で首をくくり、命を絶たなければならないそうです。
その行を成し遂げた人はたったの二人。
その一人が僧侶である塩沼亮潤氏。
彼が行をする中で、何度も肉体的・精神的危機を感じながらも、この行から学んだことは…
「よく反省すること」
「よく感謝をすること」
「思いやりを持つこと」
よく言われることかもしれません。
でも、命の危機を乗り越えながら荒行をこなした人が言う言葉だけに重みが違うように感じます。
良い本なので、是非読んでみてください。
『人生生涯小僧のこころ』
到知出版社 塩沼亮潤著
大峯千日回峰行…
自分も挑戦してみたい!!
とは思いません…
今日も最幸の一日をお過ごしください!

