愛媛生まれの俳人、正岡子規。
彼は武士の子どもとして生まれ、
「自分は武士である」
ということに誇りを持っていました。
そして
「武士道における覚悟とは、何か」
を幼い頃から自問自答してきたそうです。
その子規が、ある日、結論を得ます。
それは、
『武士道における覚悟とは、いついかなる時でも平然と死ねることだ』
というものでした。

その後、子規は若くして脊椎カリエスという難病を患い、激痛に苛まれます。
その苦しみの病床で、彼は本当の「覚悟」が自分の思っていたものと真逆であると気づくのです。
本当の覚悟とは、いついかなる時でも平然と死ねることではない、ということに…
『どんなに痛くても、どんなに苦しくても、「いま」という一瞬一瞬は生かされている。
だから、その生かされている「いま」を、平然と生きることこそが本当の覚悟だ』
子規は、そう悟ったのです。
~「感動する! 日本史」白駒妃登美さん著 より引用~
死を直前にした子規の言葉には説得力があります。
つらいことがあっても、苦しいことがあっても、「今は生きている」
乗り越える秘訣は、やるべきことをやったら、あとは「平然」としている。
そんな姿勢が必要なのかもしれないですね!
今日も最幸の一日をお過ごしください!