他人の役に立つこと | 笑顔を引き出す心のスイッチ

笑顔を引き出す心のスイッチ

このブログを読んでくれたかたが、
ちょっとだけやる気が出た!
ちょっとだけ心が軽くなった!
ちょっとだけ笑えた!
と思ってもらえるようなブログになれば、と思っています。

おはようございます!


無能唱元さんから教えていただいたお話しです。



「アルプスの少女ハイジ」にクララという女の子が登場します。

彼女は、両足が動かず車椅子の生活をしています。


このクララがハイジに招かれて、アルプスの山の中へ来て暮らすようになりました。



そして、この日、ハイジの仲良しである近所の盲目のおばあさんの家に行き、そこでクララは、おばあさんに本を読んであげます。


クララは本を読むのが好きなので、とてもうまく読むことができました。


読み終わると、おばあさんは感動してお礼を言い、こう続けました。


「まるで天使の声のようでした」


おばあさんにそう言われたクララは黙り込んでしまいます。

急に黙ってしまったクララにハイジたちは心配して、口々にどうしたのか?と尋ねました。


すると、

「嬉しいんです!」

とクララは叫んだのです。


「こんなに嬉しい気持ちは生まれて初めてです!」


思えば、車椅子の生活は、他人の厄介になるばかりでした。

このアルプスへ来るにも大勢の人の手を借りて、やっと来ることができたのです。


クララの人生はそれまで、すべてが人の助けで生きてこられたといえます。


ところが、この日、本を読んであげて、それにおばあさんが心から感動して、お礼をいってくれたのです。


「自分でも、人の役に立つことができる!」

これがわかった時、クララの喜びは、まるで洪水のように胸の中にあふれたのです。






『他人の役にたつ』


精神科医のアドラーは言いました。

「うつ病やノイローゼなどの患者は、私のいうとおりにすれば、二週間で治ってしまう。

それは、人をどうやったら喜ばせることができるか?ということを考え始めることである」


『他人の喜びのために自分は何ができるだろう?』


できることを、気持ちを込めてやっていきたいと思います。


今日も最幸の一日をお過ごしください!