鍋洗いから世界へ | 笑顔を引き出す心のスイッチ

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と思ってもらえるようなブログになれば、と思っています。

いきなりですが、フランス料理…





僕が食べたわけではないので、食レポはできません(笑)

この料理、超一流フランス料理店の「オテル・ドゥ・ミクニ」さんのHPからお借りしました。

このお店のオーナーシェフ三國清三さん。

中学時代から住み込みで料理の修業をはじめ、中学卒業後、札幌グランドホテルの厨房で働き、やがて花形シェフに。

その後、帝国ホテルに入社し、当時フランス料理では日本一と言われた村上信夫さんという方の下で働き始めます。

三國さん入社の初日。

村上さんから与えられた仕事はなんと「鍋洗い」。

札幌では花形シェフと言われた三國さん、プライドもあります。

それがいきなり「鍋洗い」。

それでも不貞腐れるこのなく、鍋洗いを黙々とこなします。

ただこなすだけでなく、鍋の取っ手のネジまで外してピカピカに磨きあげたそうです。

そして翌日…与えられた仕事はまたもや「鍋洗い」。

結局2年間、「鍋洗い」だけをこなしていたそうです。

でも、三國さんのすごいところは、いっさい手を抜かなかったこと。

徹底して鍋をいつもピカピカに磨きあげたそうです。

まさに「凡事徹底」です。

2年経って悩んだ挙句、「やめたい」と村上さんに言おうとしたところ、村上さんから言われた言葉は「来月から、スイスの日本大使館公邸の料理長をやってくれ」

大勢いる料理人の中から、なぜ三國さんを抜擢したのか?

村上さんいわく…「鍋洗いひとつ見れば、その人の人格がわかる。技術は人格の上に成り立つものだから、あいつだったら間違いない」

どの世界でも一流の人…例えば野球でいえばイチロー選手や松井秀喜さんは道具を大切にすることで有名でしたね。

三國さんからすれば、鍋は料理を作るための大切な道具。

その大切な道具を心を込めて磨いていたんでしょう。

仕事に貴賎の別はありません。
どんな仕事も大切です。

何事も「目の前のことを徹底してやる」ことの大切さを改めて感じました。


余談ですが、昨日我が愛しの巨人軍が優勝を決めてくれました。



スポーツニュースをはしごしながら、祝杯を…

飲みすぎました(笑)

良い週末をお過ごしください。