初めて読んでいただいた方のために,少しだけ説明から・・・.

アクセント法というのは,言語聴覚士が行っている発声訓練法の一つです.特徴は,腹部の動きで呼吸や発声をコントロールしていくことでのどの力みをとり,さらに声帯に負荷の少ないちょうど良い声門閉鎖を会得していく練習法です.のどに病気のある方は悪くしないために,病気がない方も長く話しても疲れない話し方が体得できます.個人的には声のメンテナンス,アンチエイジングに最適なのでは,と思っていてかなり手ごたえがあります.そんないい方法を多くの言語聴覚士ができるようになって欲しい!,という思いでセミナーを開いているという訳です.

今回は,3月のアクセント法セミナー補講からです.
 
今回も非常に有意義なミーティングとなりました.今回のポイントは,
①アクセント法で大事なのは,手順を正確に追うことでなく,頸部・喉頭を含めた身体がリラックスしているかどうか,できる限り腹部の活動が誘導できているかどうか,の2点であり,それを実現するためには個々の患者さんごとに様々な工夫をしてしまってよい(むしろしなければならない,せざるを得ない・・・なんか活用みたいになってしまいましたが,)ということを再認識しました.
②なので臥位になるなり踊るなり,患者さんがよい反応を示すことが最大のポイント・・・.パーキンソン病の方などは傾眠しやすかったりするので,座位や臥位で行う静的な指示より,立位で手引きしながら「ふうーうーうー!」なんて踊るのがいいかも,などの話になりました.
 ちなみに今日のブレイクタイムは,どの甘さのチョコが好き?という話題で盛り上がりました.茶色の中間が人気でしたが,BLACKもあまり苦くなくて意外といいね,という意見が統一見解でした(^∀^)
 次回のアクセント法セミナーの募集は,(5月が満員なので)7月12日(日)です.少人数ですのでご興味のある方はお早めにご連絡下さい.
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