こんにちは.今日は5月のアクセント法セミナーがいつものように和やかかつ活発に執り行われました.遠方から新幹線で駆けつけてくれた方もいて,嬉しい限りです.

 いつもながら思うことですが,この発声訓練が上手にできる,ということを目指すだけで本当によくその人の問題点を示してくれるなあということです.

 アクセント法はリラクセーションと腹部を使った呼吸と発声を促す練習法で,下腹部の動きを誘導します.もちろん息をはくときにお腹をへこませていく動きも要求しますが,そのへこんだお腹が戻ることにもしっかり注目します.何か不適切な状態があると戻りが少なかったり妙にゆっくりだったりします.吸気の時の自然な戻りに違和感がある時は,胸部や首に余計な力みが入っていたり,へこんでいるように見えるお腹が実はきちんと腹部の収縮でなく胸郭の拡張を使っていたり・・・.望ましくない状態を浮き彫りにしてくれるので,そこを修正する,という目標がはっきりします.すると声が瞬時に変わりますね.

 今日もそんなことを目の当たりにする場面がありました.なんだか楽しているみたいに単純な作業で声の治療ができてしまう・・・.罪の意識さえ覚えます・・・(微笑)

そして,発声訓練をどうしてよいか悩んでいる言語聴覚士はぜひこのセミナーに顔を出して欲しいなあと思っています.

 ちなみに今日はアップルパイの日でしたもちろん大好評でした.

奇跡のアップルパイ! お楽しみのティータイム