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1年前から、金魚を飼っている。

 

オランダシシガシラ、赤、バルーン型。おなかが、ぽっこりしている。

 

この金魚は、1年前に、来てから何度か、命の危機があった。

 

買ってきた直後に、白点病。

 

どんぶりに、メチレンブルー溶液と、塩水の飼育水を入れて、その中で育てた。

 

毎日、どんぶりの中で、ふんを、スポイトで取り除いたり。

 

玄関の靴箱の上に、どんぶりを置いていた。いつも、玄関前を通っていくたびに、様子を見た。

 

正直、子供の頃も、何度も金魚を飼った。

 

しかし、一番長生きしたのでも、1年くらい。

 

金魚は、簡単そうに見えて、すごく難しい魚だ。

 

とにかく、長生きさせるのが、難しい。

 

どうして、難しいか。

 

金魚は、とにかく、よくフンをする。

 

胃が無いから、食べたものが、即、腸にいく。そして、食べてすぐ、大量のフンをする。

 

これが、水質を、非常に汚すのだ。そして、汚れた水の中で、自分で出したフンのアンモニアや、有毒物質によって、弱ったり、病気になる。

 

金魚を育てるとは、水造りと、同意義だ。

 

金魚単体を、どうにかしようとするのでなく、水槽自体、水自体を金魚にとって、良い水にしなければならない。

 

この水作りに最初に失敗した。

 

屋外飼育がいい、と動画でよく言っていたから。最初は、屋外で飼うつもりだった。

 

けれども、屋外で、ずっとポンプを稼働させて、作っていた水。生体の金魚を入れたとたんに、真っ白な水になった!!!

 

まずい。

 

金魚を、すぐに取り出した。

 

そして、メダカの屋外ビオトープに入れてみた。

 

やっぱり、フンの量が多すぎるから、メダカビオトープが、見た感じでも、よくない水質になりそうだった。

 

どんぶり金魚に移行した。

 

そして、直後に、白点病を発症した。

 

今まで、白点病の金魚に、メチレンブルー溶液で、薬浴させたことは、ある。しかし、治癒させたことは無かった。

 

しかし、この赤いオランダシシガシラは、子供が、選んだものだ。

 

私も、今、在宅勤務で、外で働いているよりも、時間がある。

 

せっせと、こまめな観察、フンとり、水替えを行った。

 

結果、回復した!!完治!!

 

その後、順調に育っていき、半年後くらいには、2倍くらいの大きさになった。

 

youtube動画で、生産者の人が、言っていた。

 

飼育が難しい金魚、ベスト1が、らんちゅう。第二位がうちで飼っている、赤いオランダシシガシラ。第三位が、赤、白、黒のキャリコ系のオランダシシガシラ。4位琉金、出目金。一番飼いやすいのは、和金。

 

子供だけで、ペットショップに行って選んできた。

 

だから、どういうのを選ぶのか、全くわからなかった。

 

後から、今、うちにいるオランダシシガシラが、そんなにも、飼育が難しいことが、わかった。

 

確かに、弱い。

 

まず、泳ぎが下手。

 

頭の肉りゅう(頭のこぶ)が、大きく隆起していて、バランスがとりずらい。

 

おなかも、琉金のように、かなりぷっくりしているから、非常に、泳ぎにくそうだ。

 

だが、この、泳ぐのが下手なところ、頭でっかちなところが、また、かわいい。

 

和金などは、原種に限りなく近い。だから、非常に丈夫だ。

 

泳ぎの俊敏さも尋常じゃない。

 

一度、子供が、夏祭りの金魚を、どうしてもほしくなってしまったと言って、私の許可無しに、和金2匹を家に連れてきてしまった。

 

きた以上、しょうがない。

 

一生懸命、世話をした。(私が)

 

しかし。

 

ある時、どんぶりの金魚の水換えをした。そうしたら、外に、飛び出て、死んでしまっていた。

 

金魚は、水換えをすると、活性化する。そこで、泳ぎの上手な金魚、和金は、飛び出しの危険があることを、あとから、知った。

 

金魚って難しい。

 

しかし、子供は、メダカではなんだか、ものたりない。金魚がいいと言う。

 

そこで、オランダシシガシラ。

 

その後、順調に育った。

 

だが、しかし。

 

冬場に、水温が、5度以下になってきた。

 

金魚は冬眠する。

 

冬眠すると、身体が休められて長生きする。それに、自然の摂理に逆らわない方がいいだろうと、水温は自然に任せた。

 

しかし。

 

段々、元気がなくなった。

 

それを、私は、冬眠のためと思っていた。

 

実は、違った。

 

ある日、金魚が、ひっくりかえっていた。おなかを上に向けて、浮かんでいる。死んだ魚のように、おなかを浮かべている。

 

転覆病だ。

 

転覆病は、治療法が無い。

 

と、あらゆるサイトを見ても、書いてある。

 

だが、私は、転覆病が治ったという人のサイトを見た。

 

その人は、転覆病になった金魚だけを集めて、赤虫をたくさん食べさせたと。

 

そうしたら、治ったと。

 

これを、やってみようと、思った。また、水温が、30度以上だと、細菌類が死滅するということで、水温が30度以上になるように、ヒーターを投入した。

 

同時に、

 

 

こちらのヒーターで、水温は30度以上を、キープ。

 

そして、アンモニア除去の石を入れた。

 

 

 

金魚の水槽用の、バクテリアが、混入されている石を、2つ投入

 

 

 

水質を、改善する牡蠣殻投入

 

 

 

そして、水質は真水よりも、やっぱりバクテリアや、細菌がいた方が、どうも金魚の調子がよさそう。ということで、こちらの、

 

 

商品を、水換え時あるいは、毎日、スポイトで入れる。

 

転覆病にきくという、こちらの、改善液も、投入。

 

 

 

タブレットでも、転覆病に効くのを、毎日、投与。

 

 

 

 

金魚も、人間と同じで、野菜をとると、消化がよくなるというので、タブレットのクロレラを、投与。

 

 

 

時折、調子が青水も作る。

 

 

 

生のクロレラ水を、クール便で送ってもらっていたりした。だが、この粉末の方が、常に、新しいものを与えられる。

 

それで、青水を作る時は、こちらの、和光さんのクロレラ粉末を使った。

 

また、消化がよくなるように、餌は、冷凍赤虫を、あげた。

 

 

 

赤虫を、あげるようになったら、フンが短くなった。消化がよくなってきている。

 

そして、決定打。

 

それまで、直径30センチの丸いメダカの鉢に入れていた。しかし、サイズが、当初、うちに来たときよりも、3倍くらいになっていた。泳ぎにくそうだった。

 

そこで、ストレス無く、泳ぐために、水槽を大きいものにすることにした。

 

よく、プロや、愛好家は水槽でなく、トロ舟で飼育している。

 

私は、トロ舟を購入した。

 

 

 

 

 

ストレス無く、泳げるように。そして、この飼育環境で、回復を待った。

 

結果。

 

時折、転覆したりする。

 

しかし、普通にまっすぐ泳ぐことが、8割になった。

 

良かった。

 

だが。

 

やっぱり、たまに、転覆するし、何より、ぼんやりとしていることが多い。

 

ある、オランダシシガシラの名人が、言っていた。

 

金魚は一匹だと、ぼーっとする。

 

複数、水槽にいた方が、いい。

 

だが、金魚は、フンを大量にして、水槽の水を汚す。

 

2匹入れたら、今のフンの2倍なのだ。だから、悩んだ。2匹も飼えるのか・・・。

 

しかし、やっぱり、赤いオランダシシガシラは、ぼーっとしていることが多い。

 

ちょっと、水換えしたり、何かあると、すぐに転覆する。

 

私が、時折、オランダシシガシラが、ぼーっとしているときに、割りばしでつついた。しかし、それでは、やっぱり刺激が足りないらしい。

 

金魚は、すみっこで、いつも、ぼーっとしている。

 

金魚は、自然界では、転覆していたら、即、敵に襲われる。生きていけない。

 

だから、もう1匹やはり、導入して、随時、転覆しそうになったら、もう1匹の金魚が突っついてくれたら、もっと転覆が治る・・・。

 

 

それで、金魚を、もう1匹導入することに、決めた。

 

混泳するのは、泳ぎが下手で、丸っこい体形のらんちゅうにした。

 

泳ぎが上手で、生命力の強い金魚だと、赤いオランダシシガシラでは、弱って死んでしまう。

 

今日、子供に、金魚屋に行って、らんちゅうを選んでもらった。

 

写真にある。白いらんちゅう。

 

1匹3000円。

 

実は、写真のオランダシシガシラは、1年前に1匹800円で買った。

 

こんな小さな小魚(らんちゅう)で、3000円!!!

 

さすが、専門店のらんちゅう。

 

これ、うちに今いる、8歳になる、ルチノーのセキセイインコの雛より、高い。

 

ルチノーのセキセイインコは、8年前に2980円で、買った。

 

恐るべし。専門店の金魚。

 

結果。

 

今、見てても、本当に白いらんちゅうの、泳ぎっぷりが、すごい。

 

めちゃくちゃ元気がいい。

 

実際、既に当初からいる、オランダシシガシラを、突っつきまわしている・・・。

 

このあと、様子を見て、もしあれだったら、真ん中に少し、仕切りを入れようとも思う。

 

今、玄関に、この金魚の水槽は、ある。

 

風水では、玄関から、運気が舞い込むと言われている。

 

だから、玄関をきれいにするのが、風水の鉄則。

 

加えて、玄関というのは、人が活動するところではないから、静まり返っていることが多い。

 

玄関ドアが開けたときに、音がするように、鈴が鳴るようにするのもいいらしい。

 

今、玄関に金魚水槽があることで、玄関に動きが出ている。

 

玄関で、金魚が元気に泳いでいるのを見ると、なんだか、気分が上がる。

 

思うんだが、YouTube動画で、世界のどちらかといえば、貧しい地域の人々の、文明から少し離れた暮らしをしている人の、生活風景の動画を、最近、よく見ていて。

 

その国は、北ヨーロッパの方だが、電気は通っている。しかし、ガスコンロが無い。火は、暖炉で、薪を燃やして、煮炊きしている。水道が無い。だから、井戸で、水を汲んできて、それで、調理に使っている。家の中に水道が無い。

 

他にも、アジアの文明から、少し離れた国の人の、生活も見て。

 

家の中に、電気、水道、ガスが無い。

 

だが、文明から離れた生活をしている国の人々も、家畜の牛、馬、鶏、ペットの犬を飼っている。

 

思うに、アクアリウムって、すんごいある種、贅沢な趣味なんじゃないかって思った。

 

魚が快適に過ごしていけるような、水質を維持するのは、かなりの設備と、手間がかかる。水道が、ひいてあるのは、マスト。電気も常に通電。電気が切れて、ポンプが止まると、酸素不足で、バクテリアも活性化せず、水質が悪化する。また、金魚を長生きさせるためには、頻繁に水換えしなければならない。そして、その水も水質維持のために、たくさんの液体、石やらを、定期的に交換しつつ投入する。手間ひまがかかりすぎる。

 

金魚は、とてつもなく、贅沢な趣味なんだ。

 

今、日本に住んでいて、アクアリウムができる環境にあるんだったら、やらない手は無いなと思う。

 

そもそも、日本人は、和風庭園を造る時にも、庭に池と滝を配置して、鯉などの魚を飼う。ししおどしの、音で、心を和ませる。

 

水流があって、そこで生き物が生き生きと、暮らしている姿を、生活におくというのは、心のリハビリ。癒しになる。

 

一時、観葉植物のサンスベリアの鉢も、玄関に置いていた。風水で、いいとされているから。

実際、玄関に、緑があると、すごい心が和む。

 

だが、サンスベリアも、やっぱり、外に置いた方が、元気になる。最近100均で売っている、エアープランツも、室内のスタンドや、はしっこに、かごの中に入れて、楽しめるとか言うけれど。

 

やっぱり、エアープランツも、空気の動かない室内だと、あまり元気にならないらしい。

エアープランツも、外で育てた方が、すんごく大きく元気になる。

 

だから、サンスベリアの鉢も、玄関に置くとなると、日中は、ベランダに出して、夕方に玄関に運ぶという、面倒なことになる。

 

だから、玄関にサンスベリアを置くのは、自然と無くなった。いちいち、玄関→ベランダへの場所移動が、大変で。

 

やっぱり、育てている生き物が、元気に育つことが、一番の風水効果だ。

 

そうすると、玄関で、元気よく泳ぐ金魚。

 

玄関では、最も、毎日、続きやすい、風水の癒しになる。日光が入らない、玄関では。

 

金魚は、語りかけたり、一緒に遊んだり。あるいは、手に乗せたり、抱っこできるわけでもない。

けれど、金魚が、気持ちよさそうに、すいすい泳ぐのを見ていると、めちゃくちゃ癒される。

 

子供も、夏祭りで、自分から金魚を連れて帰ってくるくらいだから、金魚が好きなんだろう。

 

思うに、金魚すくいが人気があるように、やっぱり、子供時代に、金魚って一度は飼いたいみたいだし。

 

子供にも、生き物に触れて、事態が動いている、というのを見るのが、いい効果をもたらしているように思う。

 

年をとってから、生き物を飼いたいと思った時、やはり、子供の頃に慣れ親しんだ生き物にたどり着く人が、多いと思う。

 

生き物に関心を持つ。自分以外の他者に目を向ける、一助になるのでは、ないだろうか。

 

大人の人間と、人間の子供だけで、いい線行こうと、必死になってばかりよりも、こうした小さな生き物に触れる。それが、視野を広げてくれると思う。