あなたの子に産まれて良かった…朝ドラ「あんぱん」のモデル・やなせたかしが実父から受け継いだ大事なモノ





こういうタイトルでPRESIDENT NEWSが流れてきた。

それまで、今やっている朝ドラに全く関心がなかったが、そのやなせたかしさんの詩を読んでみて、今さらながら興味が湧いてきました。

その詩をのせてみます

やなせは、「感謝」という詩のなかで、こう語っている。 
 母の美しい眉長いまつげはもらえなかった
 父の広い胸長い脚ももらえなかった
 団子鼻や水虫はだれからもらったのだろう 
 欠点だけが遺伝したような気がする 
 父のやわらかく傷つきやすい心 
 母の負けず嫌い 
 それはたしかにもらった 
 僕は負けず嫌いなのにすぐ傷つくしかしこれがぼくなのだ 
 ぼくは立派な人間にはなれそうもない
 でも心がやわらかくてよかったと思う時がある
 硬質で強くて凶暴であるよりも 
 やさしい心がいい 
 白鳥に石をなげるような芸術に全く関心がないようなそんな人間に生まれなくてよかった(『やなせたかし詩集 てのひらを太陽に』河出文庫) 

ぼくはこう思ったのです。

僕の子供は僕の子に生まれてよかったって思ってくれるのだろうか?
そうでないならば、今からでも遅くはない、子供にそう思ってもらえるようにありたいと思うんです。
私の友人にとても家族を大切にする人がいます。その家族思いの心は尊敬に値します。

今しかできないことがあります。

それに蓋をしてなかったことにしてはなりませんね。