今やチャットというのは当たり前のツールになっているけど、ボクがはじめてチャットを使い始めたのが、おそらくオンラインゲームだったと思う。
チャットというのはLINEのように会話するけど、意識して晒さないかぎり、相手がどんな人なのかわからない。年齢も本名もわからない。
ただ、そこに集まって情報交換する共通の目的が当然ある。
なので、話題はその目的に沿う形になるが、時に悩みを打ち明けることもある。
私も、本来の目的を離れてそういう相談の場面に遭遇したこともある。
プライベートメッセージも送れるから方法はたくさんあるだろう。
さて、最近OD(オーバードーズ)にはまる若者の話がニュースになっていたけど、OD というのは実は昔からあって、ただ、現在はそういったものに問題解決のために頼ってしまう人が多くなってきてるってところが問題なのよね。
となるとどういうグループというかチャットに入っているか!ということが結構重要で、OD を現実逃避の手段としているような人がいるようなところにいるとそういう方向に誘導されるだろう。
名前も知らない高校生の女子4人組が、グループチャットを作った。もちろん会ったこともない。目的は曲を作って配信ずること。
その子達はそれぞれ悩みを抱えている。
両親のいいなりになって、良い子を演じ続けているが、そういうことに疲れてそういう自分が嫌になってしまった子。
自分が良かれと思ってその人のために作った曲が結局、その人を追い詰め再起不能にしてしまい後悔している子。
人と同じことをするのが嫌で違ったファッションなどをしている子が、実は影でディスられていることを知って悩むこと。
絵を描いているが自分に自信がなくて、才能もないと思い込んで、嫉妬に心をこがす子。
そういう子供たちが、耐えきれなくて、この世から消えたいと思いながらも生活している。彼女たちの居場所になっているのは確かなことだ。
ざっと書いたがこれは、
project SEKAI colorful stage(プロセカ)のゲーム内の話になっている。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sega.pjsekai
シナリオはいろいろあるが、
「25時、ナイトコードで」というストーリーになっている。
私は、このストーリーを読んで今のチャットが抱える問題も含めて現状を直ちに了解した。同時にティーンエイジャーが抱える心の闇とそうして彼女らが求める居場所を想像できたと思う。
これは、あのイチローさんも言っていたが、
「結論を早く決めすぎる」
と。
続けてやってみないとわからないことが多いにもかかわらず、ちょっとやって結果がでないとあきらめてしまう。イチローさんも続けてやってダメだったことも結構あるんだ、と。
女の子4人組が、悩んで出した結論が、簡単には結論を出さない❗ということだった。
「答えを探し続ける」
ことだったんです。
どうか、簡単に答えを出さないでください。足りないものを探し続けてください。そうすれば、いつまでも、助けようとしてくれる人たちも必ず現れるでしょうから。
私も探し続け、悩み続けますよ。
ではまた
