今日は天皇誕生日でしたが、ぼくらは仕事でした。皇室が身近な存在か?というとけしてそうではないと思うが、思い出すことがひとつだけある。


東日本大震災のあと当時の天皇陛下、現在の上皇陛下が行った、5分以上におよぶ日本の国民、日本国内外に向けたビデオメッセージである。


福島第一原発のメルトダウンなど混乱した状況に

政府やマスコミから正確な状況も伝えられない中、不安を覚えた私はつたない英語で、海外に助けを求めた経験がある。


東京大学の矢作直樹先生は、あのビデオメッセージがなかったら、東日本は今頃どうなっていたかわかりません。「あの上皇陛下のメッセージが大きなきっかけとなって、アメリカが堂々と動けるようになったのです。それまで、ああだこうだと言っていた日本政府をアメリカが押さえつけ、福島原発を含めて、事態を収束へと向かわせてくれたのです」と著作に書かれています。


思えば、天皇陛下が不特定の国民に対してメッセージを送られたのは、昭和20年の終戦の玉音放送以来のことらしいです。


この天皇誕生日にもう一度そのメッセージをお聞きしたいと思います。


日本という国はどういう国であるのか❗

感謝を込めて。