植物は多くの揮発性物質を出して、その組み合わせでコミュニケーションをしていることがわかってきている。



「今、葉っぱを食べられています、みんな気をつけて」


というメッセージを出すと、回りの木々たちは毒物を出して、防御態勢に入るのです。


また、



「今、葉っぱを食べられています、助けてください」


というメッセージを触角で感知した天敵の昆虫が助けに来るわけです。


そういう自然界のシステムについて、ようやく人間も気がついてきたのですね。


また、地下では、葉の落ちて光合成のできない木々にたいして元気な木々たちが炭素を送って助け合っていることもわかっています。その仲立ちは菌類がやっています。


自分だけよければ良いというシステムではなくて、限りなく共生していこうというシステムなんですね。自然界は。


人間も地球で生きる以上自然界に属するものですね。自分さえよければ良いという考え方がいかに間違っているか、気がつくべき時ですよ。



神社で御神木にベタベタさわっていると、木々たちは、「今、ベタベタ触られてます、気持ち悪いです」って揮発性物質を出して回りの木々にメッセージを送っているかもですよ。


そんなことを思いました。