はじめまして。IFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)の近藤正樹です。
まずは「お金の花道」を読んでいただいている皆様の勇気に敬意を表します。
というのも、やはり「お金」というものは、難しいものと思いがち。
また、「資産運用」や「金融商品」というと、なんだか後ろめたい……
なんて思ってしまう人も少なくないようです。
そんななか、「お金」についてイチから学びたい……
きっとそう思われ、このブログを読まれている読者のみなさんには、私は敬意しか表し得ないのです。
わたくし近藤正樹の担当する回では
「金融」や「投資」について、誰にでもわかりやすく解説・説明していきます。
ぜひ、一緒にお金について学んでいきましょう!
さて、まずは私の仕事である「IFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)」について、紹介したいと思います。
たとえば皆さん、生命保険に入りたいと思ったら、誰に相談しますか?
また、資産運用をしようとしたら?
おそらくほとんどの人が生命保険なら保険会社や保険ショップ、
資産運用なら証券会社や銀行などに行くのではないでしょうか?
しかし、生命保険会社なら基本的には自社の商品しか薦めませんし、
様々な保険会社を扱えると売り文句にしている保険ショップといえども保険商品しか薦めませんし
証券会社なら本当は自社の投資信託よりも
保険会社を通した投資信託である変額保険の方がお客さまに合っているのに、、、
というような場合でも当然、そちらを薦めることもないでしょう。
つまり、日本で金融商品を購入しようとすると、
どうしても相談相手は「顧客側」ではなく、「販売側」に頼らざるを得ないのです。
では、欧米の場合はどうだと思います?
じつは、これらの国では保険や投資信託などの金融商品は、
弁護士や税理士といった「士業」の方々が顧客の相談に乗り、
各家庭にどのようなお金の問題があるのか?を一緒に考え
具体的な解決策を銀行、保険、証券、不動産等の金融機関の商品を
横串刺して最適な商品をお客様に提案するのです。
これこそがIFAの仕事です。
つまり販売側に拠らない、顧客側に立ったフィナンシャルアドバイザーが広く活躍しているのです。
そして私もまた、日本ではまだまだ数少ないIFAとして、お客さまに合わせたお金の問題を探し、
解決策として金融商品の提案をおこなっています。
銀行、保険、証券の営業マンが自社の金融商品を売り込む営業……といった提案ではなく、
さまざまな種類の金融商品を横串刺して提案することができるのです。
こちらのブログでもIFAの立場から、金融会社ではなく、読者の側に立った金融のお話を書いていくつもりです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、先にも書いたとおり、「お金の話はなんだか後ろめたい……」と思っている方は少なくありません。
お金は汗水流して稼ぐもの……もちろんそれは否定しません。
実際に私も、毎日額に汗をして満員電車に揺られながら出勤し、お客さまのプランを練ったり、
セミナーの準備をしたり、忙しくも楽しい毎日を送っています。
しかし、それと投資信託や保険、資産運用とはまったく別の話です。
しかも、お金の話を後ろめたいなんて日本人が思うようになったのは、じつは長い歴史で見ればごく最近のこと。
実は昔から日本人は、お金や投資を身近なものととして捉えていたのです。
たとえば日本人なら誰もが知っている昔話「桃太郎」。
この、日本で一番有名であろう物語も、じつは投資や資産の大切さ謳っているということをご存知でしょうか?
次回の私の回で、「桃太郎」の物語のなかに隠された「お金と人生の関係」を紐解いていきたいと思います。
えっ?あの桃太郎の話にお金のこと語られていた?
そう、思われた方、今回はお時間となってしまいましたので
どんな話なのか次回をお楽しみに!
近藤正樹プロフィール
お金の小学校代表
チーム★ライフプラン研究会 認定講師
キッズ・マネー・ステーション 認定講師
昭和50年6月18日生まれ
神奈川県川崎市出身。早稲田大学社会科学部卒業
学生時代に好きだった小劇場のパワーあふれる舞台俳優の影響を
受け20代を舞台俳優の活動に専念する。
多くの金融機関の方が専門知識を難しい言葉で話す姿に違和感を覚え、
舞台俳優・落語で得た知識と経験を元に、誰もが悩むお金と人生の関係を、
だれもが知っている昔話「桃太郎」を使って
人生とお金の関係をわかりやすく紐とくなど、親しみやすいマネーセミナー講師として活動。
近年では親子向けのお金の教育にも力を入れている。
家庭に帰るとスキー指導員の資格も持つ、10歳と3歳の父親。
著書:「お金の小学校」(一間堂)
「誰か教えて!一生にかかるお金の話」(中経出版)
記事掲載:新日本保険新聞・「美的」「DIME」など