お金の教育第4週担当の認定講師 柴田です。
もうすぐ11月。
11月には「いばらき教育月間」の一環として、
うちの息子たちの通う小学校で行われる地域交流行事「ふれあい交流会」。
そこでふるまわれるお餅は子どもたちが種まき/苗作りから行い
春に田植え、秋に稲刈りして作ったお米から作られています

毎年同じ時期に同じだけの種もみを使い、
同じ広さの田んぼに植えているけれどとれる量は年によってまちまち

もちろん天気や虫や病気の影響もあるけれど、
毎年、田植えと稲刈りと両方の手伝いをしていて気づくのは、
「丁寧に仕事をしたかどうか」ということ。
よくある風景の整然とした田んぼのイメージと違って、
子どもたちが手作業で植えた田んぼは周りの田んぼとは一目瞭然。
整然と並んでいないのはまだしも、
ふざけたり話をよく聞かずに適当に作業する子が多いと、
良い苗がつくれておらず必要な苗の数がなかったり、
歩き回って植えたはずの苗が抜けて流れてしまったりで、
稲よりも雑草の方が多く生えることも

そのため田植えを丁寧にできなかった年には
稲が雑草にまぎれ刈りにくいし、うまく束にならなくて
子どもたちは気づかず踏み倒していくこと多し。
そうして作業を丁寧に行わなかった年は採れるお米の量があきらかに減ります

(そして交流会用のお米が足りなくて買わなきゃならないことも)
自分の仕事の丁寧さが結果として目に見えてくる。
きっと今のところ、食べる餅の数は同じなので
田植えや稲刈りをしたっていう体験だけ。
どれだけ採れて、例年と比べてどうかってこと、
なぜそうなったかまでは残念ながら子どもたちは気づいていないかも。
子どもたちにも自分たちのやったことと
その成果が結びついてるという事を見せてあげたいな。
そうだ!!来年からは採れた量の多い少ないを知らせて、
なぜそうなったか考える時間を設けよう。
そして働くってことがただやればいいっていう話じゃなくて、
どのように働くかを考えるきっかけにしてもらおう!
きっかけは探せばいくらでも見つかる。
お金を稼ぐ、働くっていうことを
しっかり考えられる子どもたちを育てていきたいな。
それでは、また来月。