キッズマネーステーション認定講師の鈴木さや子です。お金教育第1週の担当です。
夏休み真っ最中ですね。皆さまはどこか旅に行かれましたか?
我が家では毎年私と夫で行く場所を決めていたのですが、今年は初めて子どもの口から「○○に行きたい!」と要望が出ました。
それは「秋芳洞」。そう、山口県にある日本屈指の鍾乳洞です。
なんでも学校で習ったそうで、自分の目で見てみたい!と感じたとのこと。子育て11年目にして初めて聞いた「ここに行きたい!」発言で、嬉しくなりました。
遠いなあ。値がはるなあ・・・とは思いましたが、「自分の目で見てみたい」というその気持ちは大切にしなければ!と、今年の旅行は秋芳洞に決定しました。宿はビジネスホテルにするなどかなり工夫して、時期の割には格安に抑えましたが(苦笑
この「○○がしたい!」という気持ちを大切にしてあげることは、お金の教育の観点でも重要です。
お金の教育や家計管理などについて思うことは、「使わないことが美徳」「節約しないといけない」「お金の大切さをわからせるためには、ガマンを教える」と一番に考えている人が多いなあということ。
もちろんどれも大切なことかも知れません。でも一番大切ではないと、私は思っています。なぜなら、
お金は使うためにあるから。
先日、お金の勉強会をしに行った某小学校でも、「お金は貯めないと!」「俺貯めてるぜーー」と話す子ども達がいました。もちろん「偉い」んです。でも大切なのは「なんで貯めてるの?」という部分。
お金は、自分のやりたいことを叶えるためのツールであることを知って欲しいです。
だから、「ガマンは大切」だけではなく、「ガマンして自分や家族のやりたいことを叶えるためにお金を貯めることが大切」なんですね。
「○○がしたい!」という気持ちに応えるために、家族みんなでお金を貯めて節約して、叶えてあげることで、ガマンをしてお金を大切にして、本当に使いたいことに使えたという体験ができますよ。
この夏は、ぜひそうした観点でもお金の大切さを教えてあげて下さいね☆