こんにちは。
第3週担当の柴田です。
平成11年も残すところあと十日となりました。
皆さんはどんな一年だったでしょう?
私は・・・とても変化の多い一年でした。
茨城在住のため大変なこともありましたが、
いろんな出会いが多く、今後が楽しみになっています。
さて、今日子供の通う幼稚園でママ向けにお片付けセミナーがありました。
いろんなお話の中の一つに人生の中でのお片付けについてがあったもので、
今回は私がFPになるきっかけにもなった「相続」にまつわるお話を少ししたいと思います。
今年は震災関係で予定されていた税制改正が頓挫したものもありましたね。
相続税については最高税率とその段階、そして基礎控除の見直しをする予定でしたが
今年は改正行われず、来年度の大綱にも盛り込まれませんでした。
でも、税制抜本改革として実現を目指す方向であることには変わりありません。
具体的な税率等についてはこれからつめられていくということになりますが、
基本的に増税ということは富の再配分の点からも変わらないと思います。
とは言っても、うちは資産家でもないから相続税とは無縁だわと思っている方。
最高税率UPについては無縁な人も多いかと思います。
でも基礎控除の見直しがあるかも知れないというところは要注意。
参考までに23年度大綱に盛り込まれていた基礎控除の見直しは
現行 :5,000万円(定額控除)+1,000万円×法廷相続人の数
改正案:3,000万円(定額控除)+600万円×法廷相続人の数
(注)今年成立はしていません。
定額控除も相続人の数に応じての控除も減っています。
昔と違って兄弟が7人も8人もというお宅も少ないですよね。
そのため、改正内容によっては今後思いのほか控除額が少なくて課税対象となる人も出てくることと思います。
実際に発生するまで触れにくい(触れたくない?)話題の相続。
でも誰でもいつかは必ず亡くなるのは避けられません。
日常の家計に加え相続の対策も心のどこかに留めておいていただけるといいなと思います。
そして、これから年末年始、
帰省で普段はなかなか会えない両親や、兄弟たちが集まる人も多いでしょう。
お正月から相続の話をしようとは言いませんが、
親が年老いた時にどうするかとかの話も含め、まだまだ先の話と思いたいことでも
顔を合わせる機会には親兄弟と考えを合わせておくのも大切なことと思います。
それでは皆様、よいお年を。