私は家から出た。

この手が穢れないように

でも、逃げた先で貴方は言った。

「君は物なんかじゃない。どれだけ自分を物と思っても君は人間だ。」

嗚呼、私と向き合ってくれる人はここに居たんだ。

どれだけ、腕に穴が空くほど噛んでも、パパとママを殺したくてもちゃんと受け止めてくれて。愛してくれて。

私は貴方から見るとただの何も知らない、汚い大人に囲まれた5歳児のまま大人になってしまった「人間」みたい。

でも、そう言われてずっと上げれなかった産声を上げれた。と思った満月でした。

私を唯一正気に戻してくれる人。

私を唯一モノとして見ない人。

私を唯一人として見てくれる人。

私を唯一助けて幸せにしてくれる人…。

その人に一年前から恋をしている、でも私を恋愛対象として見ることはない。

きっと私なんかじゃ釣り合わない。

そして何より幸せにしてくれる事にとある些細なことで吐き気を感じるようになった私は彼に暴言を吐いてしまった。

ずっとずっとただ、抱きしめてもらいたい。その感情だけで首を吊った時より息が苦しくなる。

その苦しさから逃れるためだけに好きと「言われただけ」の人と性行為をして

何度も何度も自己嫌悪して澱が溜まって。彼に愛されたい、ただ少し頭を撫でて貰えるだけでも嬉しいんだろうなってまた息が苦しくて

恋をしたのなんて、彼しかいないのに。恋焦がれたのなんて初めてなのに。

健忘して存在を忘れても、ただ愛しい感情だけ残ってた。

でも、叶うことは無いのなら自分らしく生きます。やりたい事をして罪を背負って。

助けて、助けてよ。苦しいよ。助けて。

そう言えばもう一カ月以上血を飲んでない。

そろそろ禁断症状なのかストレスなのか…わからない、わからないけど

タイピングもできない。上手くできない。

文章も上手く纏まらない、どうせならこの前知り合いが「大丈夫!?血飲む?」

と声をかけてくれたのだから遠慮せずに飲めばよかった。

過呼吸と衝動が収まらないから認知行動療法の様にこの文章を書いている。

 

 

どうして私は血を飲みたいのいだろう?どうして殺人願望があるのだろう?

でも殺人は一種のプロセスでしかない。通過点でしか無いのだから、そこを気にしても意味は無い。

苦しい、息ができない過呼吸になることがしばしばある。

段々と人ではなくなる感覚、それを味わい骨の髄まで染まり、しゃぶり尽くしながら呼吸をしている。

まるでどっかの映画で見たような、人間がヴァンパイアに変わる瞬間を彷彿とさせるけど生憎私は吸血鬼に興味はない。

ただ、好きなの。血が。

空をコウモリの翼で飛んだって、鏡に映らなくったって何も解決しない。棺で眠る必要も、城に閉じ込める必要もわからない。

ただ、この手が完全に穢れる前に血潮に染まる前に、誰か私の自由と生命を奪ってほしい。

それだけなのです。本当にそれだけ。

今日も生きててごめんなさい。