スポーツ選手でも

芸事や役者でも

 

いちばん厄介なのは

 

実はできていない

求められているレベルまで

到達していないのに

自分では

「できている」と思い込んでいる人

 

そういう人は

他人からの指摘を受け入れられないし

現状で満足してしまう

 

だから何か指摘されると

「いじめられた」と思い込む

 

 

指導者から言われた事は

まだいくらか聞くことができるが

仲間や上級生からの指摘を

受け入れられない人もいる

 

周囲のメンバーが

どれだけ努力しているかに気づけない

 

自分が周囲から浮いている事を

感じ取れない

 

空気が読めない困ったちゃんに

なっている事に気づかない

 

自分では出来ているつもりだから

周囲がその努力によって

自分の立ち位置を奪っていっても

 

或いは

自分がその立場から外されても

 

それに納得がいかない

 

周囲から浮いてしまっているので

だんだんと楽しくなくなって

しまいには辞めてしまったりする

 

その時に言い放つ言葉は

 

『自分は何も悪くない!

 一生懸命努力してきたのに

 誰もわかってくれない

 みんなから仲間はずれにされた』

 

何十年も生きている中で

何回も見てきた事で

とても残念に思う

 

 

指摘されることは幸せな事

 

誰からも何も言われなくなる方が

ずっと恐ろしい

 

伸びしろや

可能性があるからこそ

指摘されるのであって

 

言っても無駄なら

やがて何も言われなくなる

 

言われているうちが華

なのである

 

 

だけどひとつ大切なことは

「指摘」する事は

「怒る」ことではない

「怒鳴る」ことでもない

「否定」することでもない

みんなの前で

「罵倒」することでもない

 

演出家や舞台監督や

スポーツの指導者も

人の上に立つ立場の人は皆

 

立場を利用して

自分の意のままにならない者を

「否定」するなどもってのほか

 

何者なの?

そんなに偉い人なの?

って思ってしまう

 

あ、偉い人なのかもしれないけど

 

けど『偉い』って何?

 

 

このところ

様々なスポーツで

結果を出している集団は

 

その人の努力を認めたうえで

更にどうしたらよくなるのか

その根拠と方法を

対象者一人一人に

丁寧に教えてくれる指導者がいる

 

一緒になって泣き笑いしてくれる

 

感情を共有し、更なる成長の為に

アドバイスをしてくれる

 

取材記事などからも

その事が読み取れる

 

その指導のために

どれだけの勉強や研究を

されているのだろう

ただただ尊敬するばかり

 

 

人は誰だって

認めてもらいたいものだと

思う

 

否定されてしまったら

自信が無くなり

自分はダメだと思ってしまう

 

向き不向きはあっても

ダメな人なんていない!

と思う

 

そして

「自分はできている」

と思い込んでいる人に対しても

きっと良いアドバイスの方法が

あるはず

 

人は

自分が望めば変わることができる

 

どうしても不向きなら

それを伝えるにも

きっと良い方法があるはず

 

 

いろんなことを目指して

頑張っている人達が

「否定」されること無く

 

できる事ならば

良い結果が得られますようにスター