
手術当日。
何も知らずにいつもの朝を迎えお散歩に行くりく

帰ってもご飯が出てこないからか…

それとも何かある…って感じたのか

なんだかいよ~に私を見つめてたわ

■11:00 病院へ出発
自宅から徒歩10分くらいのところにあるから
いつもお散歩がてらそのまま行くんだけど、
今日は大好きなお散歩コースも全然歩いてくれなかった

アイムスのCMみたいに
「こっちに行ったら病院=嫌な場所=行きたくない
」って覚えてしまわないように、
夕方のお散歩コースは病院に行く道にしてたんだけど…
やっぱり何か感じたのかしら

あんまり「病院大好き
」って子はいないかもしれないけど、りくもやっぱり苦手

待合室までは嫌々ながらもちゃんと歩くけど、
診察室に呼ばれるとイスの下に逃げ隠れてしまって出てこなくなっちゃって

「おいおーい
そんなに逃げるなよ~ あからさまだなぁ。。」なんて先生に言われつつ最終の手術説明。
MIKIさんのアドバイスもあり、手術立会いしたいと恐る恐る言ってみたら…
「いいよ~ 何?見たいの?どうぞどうぞ~
」ってwなんかこの先生ちょっとゆるい感じで結構好きなのよね。
時間になったら連絡をもらう約束で一時帰宅

■13:15
「鎮静剤を打ってそろそろ麻酔を導入するので病院へ」
と電話をもらい
ダッシュで向かう

覚醒時は私の姿が見えないほうが良いとのことで、しばらく待合室で待機。
「ワンワン
」ってりくの悲鳴のような泣き声が聞こえてちょっと不安に

どうしたどうした

っと思っていたら、今度はバリカンの音…(手術部位を刈ってるのね)
と思ったら次は心電図の音…
緊張の絶頂だった~

■14:00 手術スタート
停留睾丸のため、まずはお腹から。
おちんちんの横を8cmくらい切って降りてきてない睾丸を探している様子。
「どうしてもみつからなくて結局睾丸が一つしかとれなかったことがある」
って先生に聞いてたから、
「早く見つけてくれーっ
」ってひたすら先生の背中に念力おくったわ

途中「膀胱が邪魔だから」って注射器でおしっこ抜いたりしてて、
すべてのものが初めての光景で、
なんかテレビでも見てるような気になってきたよ

お腹の中のは無事見つかって摘出

こっちが終われば後は楽チン

もう一つはちゃんと袋に降りてきてるから
そこから取り出すのみ。
本当に簡単にポロっとでてきた

■15:00 手術無事終了

ここの先生はとても良い先生で手術中も色々説明をしてくれたり、
終わってからも切った場所のこととか
取り出した睾丸を私に見せてきちんと説明してくれた。
お腹の中に残ってた方は、精巣の機能がまったくなくて
発達しないみたい。
だから大きさももう一つの1/3くらいしかなかったよ

見た目は「白子」のような…

白子好きがいたらゴメン

■15:15
麻酔を覚ましてケージへ。
術中よりも、正直この時が一番痛々しくてかわいそうだった

覚まして…といっても本人(犬)は全然意識とかはまだなくて、
頭がグラングランしてた

舌も出ちゃって「ワン」とも言えない状態。
「フゥー… グゥー… フゥー」みたいな、
声にならない声で唸ってた

「本当によくがんばったね」って心から思った瞬間でした

とにかく、今日が無事終わって本当によかった

ケージもおもちゃもトイレもベッドも部屋も、
ぜんぶぜーんぶキレイにして、お迎えの準備は万端

残る問題は…
りくがいない一晩をどう過ごすか

あ~さみしい

明日は朝一でお迎え行ってきます

